冬季五輪2連覇を達成し、国民栄誉賞まで受賞したフィギュアスケーター・羽生結弦の電撃離婚に衝撃が走った。
11月17日深夜に自身のX公式アカウントを更新した羽生はメッセージを掲載。エスカレートするメディア報道により、結婚相手や親族、関係者に対する誹謗中傷やストーカー行為が行われていることを明かした。
続けて「現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐え難い」として「これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思い」から離婚を決断したと発表した。
8月4日に結婚を発表してからわずか105日の「超スピード離婚」に至った羽生についてスポーツ記者が語る。
「ネット上では『結婚相手を隠し続けていた羽生にも非がある』『お相手を守り続けていくべきだったのでは』との意見も散見されますが、羽生と元妻の極限まで追い詰められていた心中は想像にあまりある。今後同じことを繰り返さないように、メディア報道のあり方を再考すべきではないでしょうか」
こうした中、仙台に住む羽生の母方の祖母が「現代ビジネス」の取材に対応。11月22日に配信された記事での「異例の発言」に注目が集まっている。
離婚がネット上で騒がれていることを知っているという祖母。結婚相手とその家族について「お気持ちを考えると本当に胸が痛い」と語り「向こうの方からすれば、捨てられたような気持ちになるでしょう」と慮った。
さらに愛孫について「こんなスピード離婚なんてない」「人間的にはまだまだ幼い」と厳しく語り「大目に見ないで、叩くところは叩いてください。そうすると本人も大人になりますから」と世間に訴えかけたのだ。
祖母による愛情に溢れた厳しい言葉の数々。これに前出のスポーツ記者は「羽生がアスリートとして大成できた理由がよくわかった」と語る。そして、こう続けた。
「メジャーリーガーの大谷翔平は厳格な祖父の『自慢は恥』という教えを守って選手としても人間としても成長を遂げた。また将棋の藤井聡太八冠も祖父母に『勝っておごるな、負けて腐るな』と幼少期から教えられていた。若くして超一流となる人物には、こうした祖父母や両親による『愛のある厳しさ』が大きく影響しているのではないでしょうか」
超一流には共通点があった。
(塚原真弓)