その言葉に耳を疑った視聴者もいたようだ。
12月13日に放送された「2023 FNS歌謡祭 第2夜」(フジテレビ系)にて、MCを務めた相葉雅紀が驚きの質問を繰り出したという。
番組の終盤では深夜バラエティ番組「オールナイトフジコ」に出演している女子大生ユニットの「フジコーズ」が登場。デビュー曲の「ウェーイTOKYO」を生パフォーマンスしてみせた。
同番組でメインMCを務めるテレビプロデューサーの佐久間宣行氏は放送後、自身のXに「相葉さんがとにかく優しかったです。フジコーズのみんなも頑張ってました」とポスト。相葉の対応を評価していたが、実のところ当の相葉はとんでもない間違いを口にしていたのである。
「楽曲披露が終わったフジコーズと佐久間氏に対し、相葉は『フジコーズっていうのはどういう番組になりますか?』と質問。なんと番組名とユニット名を混同していたのです。しかも『オールナイトフジコ』はフジテレビの港浩一社長も期待を寄せる肝いりの番組ですから、よもやFNS歌謡祭のMCが番組名を間違えるなどあってはならないことでしょう」(テレビ誌ライター)
その「オールナイトフジコ」は、1983年~1991年に放送されていた伝説的な深夜番組の「オールナイトフジ」が32年ぶりに復活するとして、この4月に鳴り物入りでスタートしたもの。初回放送にはかつて「オールナイトフジ」に関わっていた港社長と秋元康氏も生出演するなど“肝いり案件”ぶりが表れていたものだ。
ほとんど素人同然のフジコーズが「FNS歌謡祭」でデビュー曲を披露できたのも、「オールナイトフジコ」が「オールナイトフジ」の後継番組だからなのは明らか。フジテレビとしても相当に力の入っている番組であり、その番組名を間違えるのはあまりにもお粗末というものだろう。
「1982年生まれの相葉が『オールナイトフジ』を知らなくても不思議はありませんが、フジコーズや『オールナイトフジコ』については台本に明記されているはず。フジコーズのパフォーマンス中に台本に目を通していれば今回のような間違いは起こらなかったはずです」(前出・テレビ誌ライター)
あえて相葉に同情するならば、4時間半にもわたる長丁場の最終盤だったゆえに、素人同然の女子大生ユニットに関心を持つ精神力が残っていなかった可能性もある。ここは相葉の間違いをスルーしていた佐久間氏の態度が正解だったのかもしれない。