11月12日、NHKは今年の『第67回紅白歌合戦』の紅組司会に女優の有村架純、白組司会に嵐・相葉雅紀が決まったと発表した。有村は初、相葉は嵐として2010年から2014年まで5回連続で白組司会を務めたが、単独では初めてとなる。週刊誌記者が語る。
「ここ数年、紅組司会は朝ドラ女優が起用されるケースが多いので、次の朝ドラ『ひよっこ』でヒロインを務める有村さんに関しては予想がつく人選でしょう。驚いたのは白組です。NHKは相葉さんが4月から同局のスポーツ情報番組『グッと!スポーツ』のMCを担当していることから、『リオ五輪で沸いた2016年を締めくくる紅白歌合戦では、番組で培ったスポーツの知識と親しみやすい進行で、リーダーシップを発揮していただきたい』と選考理由を説明しています」
NHKに詳しい芸能関係者は、相葉の起用は直前に決まったわけではなく、「数年前から計画されていた」と話す。嵐が白組司会をした当初から、「いずれ嵐の誰かを単独司会にしたい」という方向になっていたという。
「嵐の5人が揃ってリハーサルをするのはスケジュール的に大変ですし、司会が女性1人と男性5人ではバランスも良くないですからね。櫻井翔さんが本命でしたが、『他局で司会をしている人ではなく、NHK独自の人がいい』という声が大きくなったんです。相葉さんは2014年に、NHKの『相葉雅紀のNFJ』という番組で初キャスターを担当し、そつなくこなしました。それで『相葉さんを紅白司会に』という動きになったんです。『グッと!スポーツ』の司会になったのも、紅白のためでしょう」
「グッと!スポーツ」は、東京五輪を目指すアスリートをゲストに迎える番組。2020年のNHK五輪番組でも、相葉が司会で活躍しているかもしれない。
(長谷部葵)