「どんな料理にも塩こしょうを欠かさず入れてしまい、塩分過多になっていないか心配……」と悩んでいませんか?
料理の味を整えるのに役立つ塩ですが、摂り過ぎればむくみや不調を招く原因になってしまいます。暴飲暴食で太りがちな年末年始は、とくに注意したいものですね。そこで、美味しく食事を楽しみながら塩分を控えめにするため、次のような工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。
■後から塩を“つける”
料理に塩を加えず、食卓に並べて食べるときに塩を少量つけて食べるという方法です。岩塩やハーブソルトなど、存在感のある塩を選ぶことで少量でもしっかり塩の味を楽しむことができます。料理に混ぜ込んでしまうと見えなくなってしまいますが、つけて食べればどのくらい摂取しているかを見て確認できるため、摂取量を調整しやすくなりますよ。
■香辛料・ハーブで風味を豊かにする
カレー粉や七味唐辛子、ブラックペッパー、しょうが、にんにく、しそ、みょうが、クミンなど、風味を豊かにしてくれる香辛料やハーブを積極的に使用して、塩をたくさん入れなくてもしっかりとした味付けに仕上げましょう。お酢や柑橘系の果物で酸味を加えるのもオススメですよ。
■油でコクを引き出す
オリーブオイルやごま油などを適量加えれば、料理にコクを追加できます。とくに、ごま油は香りや味が特徴的なため、塩味の代わりに加えても存在感を引き出せます。塩分の少ない油を選ぶようにすることが重要なポイントです。
塩に頼らなくても、さまざまな味を加えて料理を風味豊かに仕上げることが可能です。むくみにくく不調を起こしにくい体質に整えるために今すぐできることから取り入れて、塩の使用量を少しずつ減らしていってはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)