「ひとつ間違えば、グループ崩壊の危機だよ」
関係者が肝を冷やしたのが、ワン・ダイレクションの人気メンバーであるリアム・ペインのコンサート中の発言だ。
最近のコンサートツアーで、リアムが曲を紹介する際に発するセリフである「前作のアルバムの中でこれは俺のお気に入りの曲なんだ。ここにいるみんなは、ほとんど女の子たちばかりだからわからないと思うけど、人生で一番の女性を見つけようとすることを歌った歌なんだ。ここにいる男たちは俺が何を言いたいかわかってくれるだろ」というもの。
これが一部のファンから「同性愛嫌悪」だと猛烈に批判をくらったのだ。これには関係者は無論のこと、リアム本人もかなりあせったという。
「最近では文字どおりに全てが受け取られるから、もう何も言わないことにするよ。みんなはわかってくれてると思うけど、俺は一般的な意味で言っただけだよ。同性愛嫌悪なんて全くないし、そんなことを言うつもりも一切ないよ。それに誰かを傷つけるようなことはしたくないってことをわかってほしいな」とリアムはコメントしている。
「海外では同性愛者の反感を買うと非常にキツいしっぺ返しをされることが多い。クラブでCDをかけてもらえなくなったり、購買ボイコットという事態にまで巻き込まれたアーティストもいます。そうなるとヒットチャートからおさらばすることも。とくに1Dはそっちからの人気も高いですから、リアム本人の意図せぬ方向だったとはいえ、謝罪したのだと思いますね」(音楽誌記者)
その後のメッセージでリアムは自分が正しい言い方をしなかったからといって、そこまで侮辱的な発言をする必要はないと呼びかけている。
「記事などを読めば読むほど馬鹿げていると思ってしまうよ。間違った言い方をしてしまったことってないのか? 間違いは誰でもしたことがあると思うけどな‥‥。もちろん傷つけた人には心からお詫びするけど、コンサート中は俺はみんなを笑顔にしようとしているだけで、それは自分の仕事の1つだと考えているよ」
全てがニュースになってしまう人気アイドルも大変な稼業だ。