冷凍することで食感が変質しやすいにんじんですが、実は切り方を工夫することで、食感と栄養素を守りやすくなるんです。詳しくみていきましょう。
■短冊切り・千切り・みじん切りにして冷凍する
にんじんは解凍すると水分が出て食感が悪くなってしまうので、冷凍保存する際は“薄く”カットするのがポイントです。下茹でなどはせず、生のまま小さめの短冊切りや短めの千切り、みじん切りにします。そして、なるべくにんじん同士が重ならないようフリーザバッグに入れて、金属バットに乗せて急速冷凍させましょう。急速冷凍することで、栄養素と美味しさを守りやすくなります。
■そのまま調理して解凍する
解凍の際は、必要な量だけパキッと折ってそのままフライパンやお鍋へ入れましょう。じっくり解凍すると水分が出てしまうので、そのまま料理に入れるのがコツです。炒め物や煮物、スープなど、さまざまな料理に活用できますよ。
■冷凍にんじんのオススメ・メニュー
「にんじんしりしり」「きんぴら」「オイスター炒め」「チャーハンの具材」など、しっかり味付けできる料理に活用するのがオススメ。短時間でもう1品作りたいときや、お弁当のおかずなどにぴったりですよ。
常温や冷蔵庫での保存では、段々としなびて栄養素も失われていってしまいます。短期間で食べ切れない場合や時短料理の仕込みとして、“冷凍にんじん”も活用してみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)