年に1度しか食べないけれど、一定数苦手な人がいるんですよ、おせち。全部甘辛コッテリ味だからとか田作りが口内で刺さるとか、数の子の粒々感がイヤだとか、チョロギってあれ何なの?…とか。
しかし「縁起物なんだから食べなさい」っていう定番の説得。苦手だって言っているのに許されない空気、おせちってありがたいんだから感でグイグイ強制されるのって、正月から気分がダダ下がりになります。
そこで、おめでたいカレーを無印良品で発見。それが「すゑひろがりカレー Japanese New Year Curry」。250g入り、590円。パッケージには、縁起が良いとされる8種類の素材を合わせました。と書かれています。
具材は長寿の象徴の「エビ」、縁を結ぶ「手綱こんにゃく」、将来の見通しがきく「レンコン」、スクスクと成長する「タケノコ」、マメに健康に過ごせる「青大豆」。カレーのベースには喜ぶの語呂合わせの「コンブ」、金運上昇の「栗」、勝つ男の語呂合わせの「カツオ」。この8種類が入っています。
他に、炒め玉ねぎ、トマトピューレ、野菜ペースト、チキンエキスなども入っているので、ベースはしっかりカレー。具が正月らしさ満点、という感じです。
みんながおせちを食べる中、一人レトルトカレーを食べるのは勇気がいるけれど、「縁起物なんだから」の説得は封じることができます。昆布巻き苦手、栗きんとん苦手、黒豆苦手、という場合でも「カレーの中に入ってるんで~」と、にっこりほほ笑めばOK。
自分ではなく、子供がおせちを食べてくれないというケースでも、このカレーがあれば大丈夫。縁起物食材についての説明もできるし、喜んで食べてくれます。おめでたい食材とカレーのコラボは、これまで耐えてきた少数派の人を幸せにするはずです。
昭和の時代、おせちに飽きたらカレーもね@ククレカレーのCMがありましたが、おせち嬉しくない、食べたくないという人に。そして、そもそもおせちを正月に食べないけれど、なんか正月っぽいもの1回ぐらい食べておく? みたいな人にも、無印用品のすゑひろがりカレーはアリ。年内に買っておくことをオススメします!
(ロドリゴいしざわ)