1996年、ジャニーズ事務所に松本潤、二宮和也、相葉雅紀(以上、嵐)、渋谷すばる、横山裕、村上信五(同、関ジャニ∞)、生田斗真、山下智久が入所した。
今年は20年の節目の年になるが、驚くほどのスターぞろい。今ではそれぞれが嵐、関ジャニ、主演俳優などの道で大成したが、ここに至るには紆余曲折があった。
「意外なことに、入所当初のエリートは斗真くん。すぐに「天才てれびくん」(NHK)シリーズのメインキャラクター・てれび戦士に抜てきされて、2年もレギュラー出演しました。その後は、NHK朝ドラ『あぐり』、バラエティ番組『中居正広のボクらはみんな生きている』(フジテレビ系)に出て、中学生で大出世しました」(芸能専門サイト運営者)
これに続く形でジャニーズJr.のユニットがどんどん生まれた。松本、二宮、相葉、生田は「B.B.B(Best Beat Boys)」、のちに「J-Boys(Johnny’s Boys)」に移動。ここに山下も加わった。やがて、ジャニーズ「Jr.Boys」に改名。そこから選抜されて、「MAIN」になった。
「Mは松本、Aは相葉、Iは生田、Nは二宮、メンバーの頭文字を取ったグループです。対して、生田と山下は『B.I.G. East』を結成。のちに『B.I.G.』になって、元KAT-TUNの田中聖、A.B.C-Zの五関晃一と一緒でした」
そして1999年、嵐が誕生。大野智、櫻井翔、松本、二宮はすでに決定しており、最後の1枠に相葉が収まった。それも、ジャニー喜多川社長が直接、相葉家に電話をかけて、ハワイのデビュー記者会見の日にスケジュールが空いており、かつ、パスポートを持っているという理由だけで決めたという。ウワサでは、この“相葉の席”は生田だったのではないかとも‥‥。
超売れっ子の96年組。今後、さらなる活躍に期待がかかる。
(北村ともこ)