「『サンクチュアリ』ってNetflixのね、相撲部屋の親方、いい味を出してました。もちろん、松本人志さんの今回の一件と、ピエール瀧さんが起こした事件は違いますよ。だけど、いろいろあって謹慎をしながらもインターバル置いて出ると、また深みが出たりするっていうのも事実です」
ダウンタウンの松本人志が、自身を巡る週刊文春の女性への性的行為強要疑惑報道に対し「裁判に注力するため」として当面の芸能活動休止を宣言したが、そんな松本について、“数年は少なくともテレビには出るのはダメだろう”としつつも“ただ、当人が引退宣言をするまではあのたぐいまれな才能を求める権利が視聴者側にはある”との持論を、フリーアナの古舘伊知郎が1月15日、自身のYouTubeチャンネル「古舘伊知郎チャンネル」で発信。冒頭の言葉はその一部である。
ちなみに、古舘が引き合いに出している、ミュージシャンで俳優のピエール瀧が、麻薬取締法違反容疑で逮捕されたのは、2019年3月(懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決)で、芸能活動も自粛したが、徐々に役者として復帰。前年に執行猶予も明けた昨年5月4日からNetflixで全世界に配信された大相撲を題材としたドラマ「サンクチュアリ‐聖域‐」で相撲部屋の親方を好演し、高い評価を得た。
「テレビと違い、観たい人が観ればいいといった配信系は、一度問題を起こしたタレントへの救済措置になるかもしれません。ボクシング中継を筆頭に、テレビ放送から配信に移行しているコンテンツが出始めているのは、予算も大幅に上回るという点も大きく、願ったり叶ったりです。2016年から配信されているAmazon Prime Video『ドキュメンタル』は、笑わない者勝ちといった松本発案のバラエティ番組。松本自身も出演し、23年12月よりシーズン13が配信されている人気コンテンツです。今はまだ、そんな雰囲気ではありませんが、テレビ出演を自粛し続けてくれたほうが、むしろ松本見たさに『ドキュメンタル』の視聴者が増えるのではないかと期待する関係者も出てくるのかもしれません」(ネットライター)
ともあれ、1月18日発売号の週刊文春でも性的行為強要疑惑の第3弾が報じられた松本だけに、今は、疑惑告発の“着地点”が、まだまだ気になるところだが…。
(所ひで/YouTubeライター)