お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬がレギュラーを務めるラジオ番組「アッパレやってまーす!土曜日」を放送するMBSラジオの浜田尊弘社長が、当面の間、小沢が同番組を休演すると報告したのは、さる1月16日。この日に行われた、同局の新春会見で、小沢の今後について、「小沢さんの主張と、週刊文春さんの主張が全然違っている。事実関係が2つの方向があるので、はっきりするまでは休演の形をとったほうがいい」と説明した。
周知のように小沢は、週刊文春が報じた、ダウンタウン・松本人志の性的行為強要疑惑の中で、告発女性を“ホテルにアテンドした人物”として大きな非難を浴びている。すでに松本は週刊文春との裁判に注力するとして活動休止を発表。小沢も13日になって芸能活動自粛を報告していた。
そして、16日の「アッパレ―」では、MCの極楽とんぼ・加藤浩次もまた、「MBSラジオさん側の判断なんですよ。報道されている問題が十分に解明されるまでは小沢さんはお休みという形にする」と説明していた。
「松本は記事内容を『事実無根』だと否定し、文春を相手に裁判を起こすと決めたようですが、ホテルでの飲み会開催自体は認めるX投稿もあったため、最大の争点となるのは、性的行為に同意があった否かでしょう。ただ、もはや現場には物的証拠は何も残っていないであろう8年前の密室内での出来事。女性の“実はあの時、屈辱を感じていました”との主張をひっくり返すのは至難の業でしょう。今後、女性の主張に大きな矛盾が生じるか、女性側が主張を変える、もしくは主張がウソだったと認めない限り『事実関係がはっきりする』ことは、『ほぼあり得ない』というのが世間の見方です」(テレビ誌ライター)
小沢自身は現時点で法的措置に出るとの構えはない。そのため、MBSの浜田社長が示した方針に、ネット上には、「この場合の“事実関係がはっきりするって、どうなればいいの?」「それだと裁判が終わるまでになってしまって事実上の引退だけどいいのかね」「今回の裁判は民事なので事実関係がはっきりするとは限らないし、警察が捜査する訳でもなく、あくまで慰謝料が認められるか否かだけが争われる」「同意があったか無かったかの事実関係なら平行線ですからね」との、小沢の今後を心配する声が続出。どんなに早くとも、裁判が決着するには2~3年を要するとも報じられている。小沢の胸中はいかばかりか。
(木村慎吾)