普通、瓶ものって、入っている身が細かくほぐれているとか、全部トロトロの一体化状態で、ご飯にちょっと乗っけて味わう、というイメージなんですが、それを覆したのが今回購入した「北海道産ぶりユッケ 柚子仕立て」1180円。280g入り、賞味期限約2週間という、気軽には手を出せない値段と賞味リミットですが、これが衝撃の瓶詰めでした!
ボトルの裏に書かれている原材料名は、ぶり(北海道産)、コチジャン、柚子皮刻み、醤油、おろしニンニク、食用ごま油、発酵調味料など。パッケージの雰囲気からして、発売時話題になった「いくらが入ったサーモン塩辛」の姉妹品だと思われます。これも、コストコで見かけた際、塩辛なのに賞味期限2週間だったので、絶対食べきれないと思ってあきらめた記憶が。塩辛って、お茶碗いっぱいにかけるものじゃないし。ちびちび食べていくものだし。塩辛はあきらめたが、ユッケなら2週間で食べ切れるかも…と思って購入したのですが、まさかの2週間を待たずにひと瓶完食!
まず理由一つ目。瓶の中のぶり、ボトルに貼られた写真よりも大きい! ゴロッゴロしていて存在感がすごい。絡んでいるタレ? ねっとりした周りに負けていないブリ。フレークとかじゃなくて角切りですか? というサイズ感。スプーンですくうと固まりが出てきます。
そして理由二つ目。コチュジャン入りなのに辛くない。どうした? 入れ忘れた? ってぐらい辛味はとっても控えめ。甘辛ダレ、の“辛”はほぼ感じません。つまりおいしいねっとりしたものに囲まれたブリの角切り。その結果、おかずとしてガンガン食べられる。というか食べてしまう。ご飯のお供というよりおかず。ブリにねっとりうまいタレが絡んだ和え物、という感じです。遠くにいる柚子の爽やかさも鼻から抜けていきます。
さらに理由3つ目。これだけでもおいしいけれど、トロトロの食感の逆をいく、パリパリとかザクザクな食材と混ぜたい! と思い、あおさのりを軽く砕いて器に敷き、その上にぶりユッケを置いたら、トロっとザクっとですっごくおいしいおかずに進化! きっと焼きのりとか味付けのりに乗せてもおいしいはず。海のもの同士相性が悪いわけはない。あおさのりのナイスアシストでさらにごはんが進む贅沢おかずへとバージョンアップしてしまいました。
ブリのクオリティはもちろん、ねっとりとしたタレも旨みがしっかりしている「北海道産ぶりユッケ 柚子仕立て」。お酒のつまみにするなら、食べるラー油をかけて辛さとザクザク感をプラスしても良さそう。千切りネギ&ごまトッピング、ごま油たら~りで、ユッケ感をより高めるのも良さそうです。
賞味期限2週間だから慌てて食べなければと思っていたブリユッケ。そのままはもちろんですが、おかずアレンジ、つまみアレンジも楽しめる、あっという間になくなる一品でした!
(ロドリゴいしざわ)