ついに性的行為強要疑惑を報じた週刊文春を発行する文藝春秋社と、週刊文春編集長を提訴したダウンタウン・松本人志。東京地裁に名誉棄損による損害賠償と謝罪広告の掲載などを求めたが、請求額は約5億5000万円だという。
「疑惑報道の第一弾となった昨年12月27日発売の週刊文春が45万1000部を完売したことが発表されたのが、1月15日。月額2200円で紙の雑誌より1日早く特集記事を読める電子版が、かなりの有料会員を獲得したようです。文春側としては報道には公共性、公益性があり、女性の証言にも真実相当性があるとの立場で裁判に臨むのでしょうが、もしこうした主張が認められれば、名誉棄損にあたらない可能性があり、そこを補強する意味でも現在第3弾まで報じている疑惑追及はさらに続き、一方、裁判も年単位でかかると言われています。疑惑がさらに掘り下げられたり、新疑惑が次々出れば、また、それが話題になり、騒動の余波はまだまだ収まらないでしょうね」(スポーツ紙記者)
そんな中、元アイドルが、松本の飲み会に誘われたことをSNSで匂わせる動きも。こうした騒然とした状況に、芸能関係者やテレビ局スタッフは“とばっちり”を恐れているという。
「実は、松本一派が行っていたとされるような、芸能人が手下に女性を集めさせ、密室に近い状況で行い、女性がそのままお持ち帰りされる…といった飲み会は、芸能界では頻繁に開催されているといいます。テレビ関係者が同席している場合もあり、グラビアタレントや艶系女優、無名の女優などをアテンドしあっているケースもあるとか。連ドラで主役をはるような俳優が、そういう飲み会を開いているという情報もあり、各メディアが、松本が告発されたのと同様の性的行為強要の宴を追うべく取材の網を張っており、一部の芸能関係者やテレビ局スタッフは戦々恐々としていますよ。過去、ガーシーこと東谷義和被告が暴露系You Tuberとして活動する中では、複数の俳優やタレントなどに怪しい飲み会や枕営業の疑惑が浮上。今回の松本をめぐる疑惑をきっかけに、ふたたび、こういった大物芸能人によるいかがわしい飲み会の実態を暴露する女性が続出しても不思議ではありません」(民放関係者)
昨年の旧ジャニーズ事務所の問題とは違い、一個人の所業と言うよりも、芸能界全体に飛び火していきそうな、今回の松本による性被害疑惑。うしろめたさが残るような酒宴に関わった芸能人やテレビ関係者にとっては、枕を高くして寝ることができない日々が続きそうだ。
(渡邊伸明)