チャンネル登録者数167万人を持ち、現在もファンを増やし続けているのは、料理動画で人気のYouTubeチャンネル「kenty_cook」を運営するケンティー健人だ。
フランクフルトをご飯で包み込み、肉巻きおにぎりにした動画は1億4000万回再生されるバズり回となり、その後も数千万再生の動画を投稿し続けている。昨年8月には、ファミリーマートからオリジナルのブロマイドが発売され、さらに12月にはレシピ本も出版するなど、活動の幅を広げている。
現在は、料理動画クリエイターとして活躍しているケンティー健人だが、実は彼、これまで実家暮らしをしており、YouTubeを始める前まで料理は全くの未経験だったというから驚きだ。
「これまでの料理動画は画面映えを重視したものが多く、量が多すぎたり調理工程が複雑だったりと、視聴者が家にある材料で簡単にできるレシピは少なかったんです。しかしkenty_cookの動画は、食べ終わったラーメンのスープをゆで卵の味付けに使ったり、鍋を食べた後の残り汁を再利用してグラタンを作るなど、視聴者がマネしやすいレシピが多いのです。また、一般的なレシピ動画の多くは作り方の説明文がテロップで差し込まれていますが、彼の動画には一切それがないため、視聴者が最後まで動画を止めることなく見られるという構成となっています。日本語の文字がないためか、国内だけではなく、海外のファンからのコメントが多いのも良い戦略ですね」(YouTubeライター)
20日に行われたレシピ本の予約特典イベントでは、多数のファンが来場したことをSNSで報告していたケンティー健人。さらなる活躍を応援したい。
(佐藤ちひろ)