「仕事が楽しくない……」と感じたら、それは危険なサインかもしれません。放っておけばどんどん嫌になってきて、最後は仕事を辞めるなんてことにもなりかねません。そんなときには、次のようなことをまずはやってみてはいかがでしょうか。
■ちょっとだけ難しいことにチャレンジしてみる
社員教育コンサルタントの朝倉千恵子さんの著書「仕事で凹んだときに」(リンデン舎刊)には、ちょっとだけ背伸びをしているときがいちばん楽しいときだと書かれています。なぜなら、人間が最も楽しいと感じる瞬間は、自分の能力に見合った、ちょうどよい難易度のことにチャレンジしているときだからなんだそうです。
確かに、ゲームでもいきなり難易度の高いステージから始めても楽しくなく、ちょっとだけ難しいレベルに挑戦しているときこそ楽しいですよね。また、レベルが上がった後にレベルの低いステージに行っても楽しくはありません。それは仕事でも同じですね。
毎日同じこと、つまりルーティンの仕事ばかりやっていると仕事がつまらなくなってしまいます。楽ではありますが、決して楽しくはありません。ぜひ、自分にとってちょっとだけ難しいことにチャレンジしてみてください。同書には例として、普段はやらない机の片付けをしたりちょっと苦手な人と話をしたりすることが挙げられていました。
■テレビの密着取材をされていると思って仕事をする
ある働く女性の実際の体験談です。「仕事が楽しくないと感じたときには、『情熱大陸』というドキュメンタリー番組で密着取材をされていると思って、カメラが回っていることを意識して仕事をしている」のだとか。確かに、価値のある仕事をしている感覚が生まれ、なんだか楽しくなってきそうですね。
■頼まれもしない業務改善をこっそりやって楽しんでいる
ある事務職の女性は、「頼まれもしない業務改善のための試みをこっそりやるのが好き」なんだとか。例えば、「Excelのマクロで作業を便利にするものを作ったり、データ分析を行うためのテンプレートを作ったりしている」そう。自己満足になり、楽しそうですね。これで周囲から感謝された日には病みつきになってしまいそうです。
もし仕事が楽しいと感じなくなっているのなら、これらのように、少し工夫をしてみてはいかがでしょうか。