濡れたタオルとか、雨や雪とかでうっかり濡れちゃったアウターとか。ハンガーで軽く引っ掛けて置くところがあると便利だけれど、壁にフックを取り付けるとかはしたくない。賃貸だと壁に何かしたら出ていく際に言われちゃうし。
些細な悩みなんだけれど、あったらいいな~グッズを3COINS、スリコで見つけました! それが「Hanging Rack 引っ掛けラック」330円。写真の、両サイドにある取っ手のような形をしたアーム部分が、コの字型の本体の両サイドに沿って動かせる可動式になっている。そしてドアや、ベランダの壁の厚さに合わせて調整しつつ、本体の、丸みを帯びたキャップのついている2つの先端をドア面や壁面に押し付けるような形で、両サイドのアームの先を、足が押し付けられている面の裏側にひっかけるような形にすると、簡易ラックになるという仕組みだ。例えばこれをドアの上部にかけて、面となる5本のワイヤーが張ってある部分を水平気味にして、そこに直接タオルやハンガーをかければOK。使わない時は折りたたんでしまえます。
取説によると、材料は鉄とポリプロピレン、耐荷重は約3kg、サイズは16×52×34cm。アームのような部分を立てなければ、収納時は2×52×34cm程度です。
ただ、ポイントとして、空きのある上部に引っ掛けて固定するため、ドアは閉められない。同じ理由でドアの上が開かない引き戸では使えない。そして取説内には「ベランダの手すりや壁の厚み、形状によってはご使用できません」「厚み17cm以上の場所には設置できません」などが書かれています。もちろん、ドアやベランダの幅が52cm以上ないと幅が足りないので、両開きのドアの場合も片面が52cm以上ないと使えません。なので一般的なクローゼットのドアでは無理。
実際に使ってみると可動部分がなかなかバチっと決まらなくて、棚となる部分が斜めになったり、ドアの上だと自分の身長より高いところで調整するためあたふたしたけれど、決まれば割としっかりしている。そして片方にばかり荷重が行かないよう、バランスよく物をかけていくことが必要です。固定しているわけではないので、その辺は仕方ないのかも。
購入時は、雨の日の室内干しかなぁ~、とか、コートやマフラーとかをとりあえずかけておく用にいいかなぁ~と思っていたのですが、一番よく使うのは風呂上がりのバスタオル&バスマット。この引っ掛けラックで室内干しにして、エアコンをつけていると、エアコンの風が届くところにあれば、タオルの湿り気が乾燥、部屋の湿度アップに。まさかの“なんちゃって加湿器”に。バスタオルじゃなくても、エアコンの温風があたるところに濡れたタオルをかけておけば、部屋の湿度がアップします。
この冬、加湿器の調子が悪いので困っていたけれど、まさかの原始的なタオル乾燥→加湿効果。加湿器の新規購入費&電気代が、引っ掛けラックと濡れたタオルでとりあえず回避できることになりました。ありがた~い。
さらに言えば、同じような機能のものが、某有名家具チェーン店では1990円。約1/6という値段なら、失敗してもいいから買っちゃえ~、って気分にもなります。
服やタオルをとりあえずかけたい&湿度を上げたい、という全く関連のない悩みを一気に解決してくれたスリコの引っ掛けラック。自分の部屋のドアやベランダで使えそうか、検討してみてはいかがでしょうか?
(ロドリゴいしざわ)