人が本当に絶望したときには、そこから立ち直るのに100日かかるといわれています。逆に、100日あれば、なんとか元気になれるということです。では、どのように過ごせば元気になれるの? 誰にでも当てはまる法則を紹介しますね。
■まずはとことん泣く
泣くことがデトックスにつながります。これを心理学では「カタルシス効果」といいます。泣きたいだけ泣くことで心が癒やされ、立ち直ることにつながるのです。ひとりで部屋にいるとき、外出先でも可能なら、我慢しないで存分に泣きましょう。
■誰かに話を聞いてもらう
悩みを人に話すだけで元気になれるものです。友だちや家族、あるいは専門家など、あなたの話を存分に聞いてもらいましょう。アドバイスなどしないで、ちゃんと聞いてくれる人に話すのが得策です。
■他罰と自罰の呪縛から逃れる
物事の責任を他人のせいにすることを「他罰的」といいます。自分のせいにすることを「自罰的」といいます。どちらにしても、行き過ぎていると立ち直れません。物事を誰かのせいにしない癖をつけること。何かあったら、「人生いろいろよね」とつぶやいてみましょう。
■習慣を3つ以上変える
「朝は今までより30分早く起きる」「朝いちばんで白湯を飲む」「キッチンのグラス収納を変える」など、何か習慣を変えてよくしていきましょう。ただし、悪いほうに変えるのはダメ。「お酒の量を増やす」とか「スマホタイムを増やす」などはなしですよ。
■新しい趣味を始める
新しい人との出会い、モノや味との出合いは脳の刺激になりますし、自分と共通項のある人とのコミュニケーションを楽しめます。なので、今まで興味があったことを何か始めてみてください。韓国語を学ぶ、歌を習う、ゴルフを始める……なんでもいいですよ。
■ポジティブなことを話し、ポジティブノートをつける
人の気持ちは、自分が話したり書いたりする言葉に影響を受けます。なので、会話や日記はポジティブに。例えば、チョコレートを買いに行って欲しいものが一個残っていた……そのとき「ひとつしかなかった」ではなく「やった! ひとつ残っていた」と考える。日記も同じです。
■“ケセラセラ”精神を身につける
毎日が思うようにいかないなんて、超当たり前のこと。それ以前に、私たち一人ひとりの命が健康で、普通に美味しくご飯を食べて歩けること、したいことを思いつくことが奇跡です。モノの見方を変えて“ケセラセラ”の精神を身につけると、生きるのが楽になります。
■意識的に人と会う
少し元気になってきたら、意識的に人と会うのがオススメです。まずは親しい人から。それが大丈夫なら、新しい出会いがありそうな場所へも行ってみましょう。絶望を乗り越えるには、人との出会いが助けになります。親しい人の予備軍を作るのです。
■新しい恋をする
恋の傷を埋めてくれるのは、新しい恋!? 少し元気になったら、気になる人とデートをしてみるのもいいでしょう。「まだそれほど好きか分からないし……」と思わず、気楽に出かけてOK。会って自分の気持ちを見極めましょう。「この人!」と思う相手をしっかり選びましょうね。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。自己肯定感アップ術や詩作、色彩心理学を通したセラピーの他、姿勢改善や呼吸法、ストレッチやダイエット術など心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。食育インストラクターやパンシェルジュ(パンの資格)を持ち、恋に効くモテボディのためのレシピも考案。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCなども。インスタ「恋に効く詩の世界」が人気。