「クソマネージャー」のせいで「クソ番組」の仕事が相次いで入れられる…。珍しく荒々しい言葉遣いでそのように訴えたのは、今大ブレイク中のお笑いタレント・やす子である。
温厚なイメージの彼女が「クソ番組」と言い放ったのは、自身がたびたび出演してきたバラエティ番組「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」(フジテレビ系)。やす子はさる1月29日に放送された、同局の「呼び出し先生タナカ」の人気番組対抗SPに「ドッキリGP」代表として参加したが、「ドッキリGP」の印象について「いや、あれ、クソ番組ですよ!ホントに!1番嫌いな番組」と不機嫌そうに断言。そもそも同番組は、MCのお笑い芸人・東野幸治が、若手芸人が過酷なドッキリに引っかかるVTRをモニタリングし、「ハッハッハ!」とお馴染みの高笑いをあげる構成で、やす子は「人にドッキリかけて嘲笑ってる。ゴミクソじゃねーか、バカ野郎」と言い放つ。
それほどの拒否反応を示したやす子だが、“なぜ出演NGにしないの?”との質問には「NGにしたいんですよ。バンジージャンプもやりたくないんです!」「『ドッキリやめて下さい!』ってマネージャーさんに言っても、あのクソマネージャーが入れてきやがる!めちゃめちゃ入れてきやがるんすよ」と説明。溜まりに溜まったストレスをぶちまける様子にスタジオは爆笑のリアクションが飛び交っていた。
「普段は腰の低いキャラクターで、あまり語気を強めることのないやす子ですが、NGを要請してもなお、やりたくないドッキリにかけられてしまうとの現状には『さすがに可哀想すぎる』との同情票が殺到。芸能界のパワハラが問題視されているご時世ということもあり、“嫌がる若手芸人に罠を仕掛けて嘲笑う”との構成には、『何が面白いのか分からない』『最近のドッキリは半分公開いじめみたいなもの』『自ら進んでカラダを張って笑いを取れるタイプもいるんだから、嫌がる女性芸人に無理にやらせることないでしょ』『実際にドッキリで大怪我してるタレントさんもいますし、見ていて悪意のある演出するなぁと不快になるものもあります』などと指摘する人が多かったですね」(テレビ誌ライター)
制作サイドからすると、すでに“ドッキリ慣れ”した中堅芸人のリアクションより、若手の新鮮な反応を撮りたいという狙いなのかも。が、やす子のコメントを見るに、本気で嫌がっているフシもあり、まずは、所属事務所には本人の意向を尊重してあげてほしいところである。
(木村慎吾)