2月5日放送回で第4話となる、女優・奈緒ととんねるず・木梨憲武が主演を務める月10ドラマ「春になったら」(フジテレビ系)。3カ月後に結婚する娘・瞳(奈緒)と3カ月後にこの世を去る父・雅彦(木梨)が、それぞれ「やることリスト」を実現していくハートフルなホームドラマだが、さる1月29日に放送された第3話では、余命3カ月の父に寄り添ってあげたいと決心した瞳が、婚約者の一馬(濱田岳)に「結婚のこと、いったん待ってほしい」と告げ、涙をこぼす場面に「涙が止まらん」「気持ちわかるよ瞳ちゃん」など数多くの声が寄せられた。
「そんな中、1月26日に発売された木梨の初の自伝本『みなさんのおかげです 木梨憲武自伝』が発売してわずか1日で重版が決定。2018年にバラエティ番組『みなさんのおかげでした』(フジ系)が終了後、とんねるずとしてGP帯で観るのは正月特番『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(テレビ朝日系)くらいになってしまいましたが、木梨の人気はまだまだ高い。画家としての活動のほか、2019年には自社レーベル『木梨レーベル』を立ち上げ、ソロ初のベストアルバム『木梨ファンク ザ・ベスト』をリリース。デジタル配信などで8冠を記録するなどマルチな活動ぶりは目を見張るばかりです」(芸能ライター)
今回の自伝では、生い立ちやとんねるずの結成秘話、伝説的な番組の最終回の裏話など、バラエティ番組の栄枯盛衰が満載。木梨自身は「このところの暗くて冷え込んだ世の中の影響で気分的に落ち込んだり、長年勤めた会社で定年を迎えたりして、人生の次なるステップを見つけられずに、迷子になっている人も少なくないんじゃないかな」「(この本に)人生の後半を生きるヒントみたいなものがあるとすれば、参考にしてくれたら嬉しい」とコメントしている。
ドラマと自伝本で「人生後半」を考えさせてくれる木梨の「新たな魅力」に期待が集まっている。
(窪田史朗)