嵐・二宮和也がさすがのトーク力を発揮し、世間からの評判も上々だ。2月4日、新たにMCとして出演した「だれかtoなかい」(フジテレビ系)では、冒頭から1人トークを披露する器用さを見せ、視聴率のアップに貢献している。
お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が活動休止を発表したことにより、同日より中居正広と二宮がMCを任されることになった。困惑した表情で「いやぁシンプルに震えてます」とスタジオに登場した二宮は、事前にネットで新MCの候補者を検索したところ、とんねるず・石橋貴明や、松本の相方・浜田雅功らの名前が飛び交っていたようで「辞めたくなるよね」「やめてお願いだから! そんな(期待を)下回ること、なかなかない」と高すぎるハードルを嘆いた。
しかし、そんな不安をよそに、長い付き合いがある中居とのコンビネーションは抜群。この日のゲストだった俳優・ムロツヨシや、サンドウィッチマンとも巧みに絡み、スタジオは大盛り上がり。視聴者からのウケも良く、二宮のMC起用は数字としての結果も伴う采配だったようだ。
「松本と中居がMCだった1月14日と21日の放送回では、平均世帯視聴率は4.8%と5.4%、平均個人視聴率が共に3.4%でしたが、28日に中居が単独MCとして作詞家・秋元康と二宮をゲストに迎えると、世帯視聴率は7.2%、個人視聴率も4.9%とアップ。そして、二宮が新MCとしてリニューアルされた『だれかtoなかい』1発目の放送となった今回は、世帯視聴率が7.4%で、個人視聴率は5.1%と、さらに高い数字を叩き出しました。MCの変更による目新しさもあるのでしょうが、7.4%は、初回放送で香取慎吾を迎えた際の10.5%に次ぐ番組歴代2位の記録です。一時は松本の離脱で終了説も囁かれていた番組でしたが、ネットには『松ちゃんとのコンビよりも二宮とのMCのほうが面白い』『これ、松本人志の不要論に繋がるのでは?』『松本、不人気だった』『松ちゃんいなくても問題ないじゃん』『結局、どんな大物だろうが、いなくなっても何とかなっちゃうんですね』などの反応が見られました」(テレビ誌ライター)
もちろん、ゲストによって評判や視聴率にバラつきは出てしまうだろうが、現時点では、元ジャニーズコンビによる「だれかtoなかい」は数字の面でも好評を博しているようだ。
(木村慎吾)