ダウンタウン松本人志の性加害問題に関し、吉本大物芸人のマネージャーが重い口を開く。
「松本のスキャンダルは吉本にとっていかにもイタすぎる。せめて『天才の遺伝子を撒き散らしたかったんや』など、お笑いネタにして平身低頭陳謝しておけば…。仮に裁判が全面勝訴で、5億5000万円という彼にとっては“はした金”を勝ち取ったとしても、松本が女性を貢物として上納を受けていたというイメージは覆らんでしょう。ましてや今後、裁判が進む中で様々な事実が明るみになれば『性奴隷』など女性蔑視したことにより女性人権団体から訴訟が出される可能性も高い。裁判が進めば進むほど、松本は芸能人としての地位、名誉、すべてを失うことになってしまうかも」
そう松本の身を案じる一方で、騒動への対処の間違いを嘆く。
「社長も元は自分のマネジャーという松本ですから、まさに吉本の中でも専制君主のような存在になってしまっていた。文春砲に対し、真っ向勝負で裁判に打って出るなんちゅう無謀すぎることをしでかしたのも吉本の中で本気で止めてくれる人間がそばに誰もいなかったちゅうこっちゃ」
傍若無人にお笑い界にのし上がった松本、その言動について、事件発覚の2か月前に言及していたことを報じた2023年10月24日配信の記事を以下に再録する。
お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が自身の40年以上に及ぶ芸能生活について振り返り、共演者の中居正広からは「すごいエラそう」と突っ込まれている。
2人がMCを務めるトーク番組「まつもtoなかい」(フジテレビ系)が10月22日に放送され、冒頭にはゲストとして女優・水川あさみが登場。関西出身ということもあり、松本を“神様的存在”であると表現すると、過去に松本が口にしていたという「自分が成功するまでの道のりはビジョンとして見えていた」との言葉を引用し、「この先はどうですか?」と尋ねた。
これに松本は「普通、芸能界って上り詰めていく感じがあると思うんですけど、僕は感覚的には、(新人の頃から)自分が売れるのはもう分かってて、『オレは上にいるぞ』『頂上にいるぞ』っていうのをみなさんに教える作業の40年間やったような気がする」「“松本の本”の最後を見ちゃった感じがあったんで。予知なのかな。まぁでも、そう自分に思い込ませてやってた部分もあるしね」などと豪語した。
すると、中居はこの言葉に感心するリアクションを浮かべつつも「すごいエラそうな話だね」とツッコんだ。松本も苦笑いを浮かべ、今後の展望については「今は本当に見えない」「模索中といいますか、ウロウロしてますね」と話している。
「将来的に自分がトップに君臨することは“想定済み”で、40年かけて、その座に相応しいことを証明する日々だったという松本の言葉には、ネットユーザーの間で『カッコいい振り返り方』だとする声から、『どこかの中田が食いついてきそうな発言だ…』と懸念する人まで、賛否が分かれています。松本といえば、今年5月に元吉本興業の後輩コンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦から、お笑い界における影響力が強すぎるとして『(M-1などの)審査員やめてくれませんか?』とYouTubeで提言されたことが記憶に新しい。中田は、松本のズバ抜けたカリスマ性が若手芸人を萎縮させ、笑いの価値観の押し付けにもつながっている現状を問題視していましたが、今回の“エラそう”な発言で、再びスイッチが入ってしまうことを予測する人もいるようですね」(テレビ誌ライター)
60歳となった現在は“先の展開が見えず”に、「ウロウロしている」という松本を中田が再びヤリ玉にあげる日も近い?
(木村慎吾)