西島秀俊主演ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(TBS系)の第5話が2月11日に放送され、世帯平均視聴率は10.0%。2ケタはキープしているものの、本作最低視聴率を更新してしまった。
この日は、これまで謎とされていた父・夏目俊平(西島)と、娘の響(芦田愛菜)との確執が何なのかが明かされた。それは、5年前のヴァイオリンコンクール。優勝者は、世界的マエストロ・俊平の指揮で演奏ができることになっていた。セミファイナルまで残った響だったが、ファイナルの舞台には姿を現さず、そのまま音楽の世界から遠ざかったのだ。その理由は、圧倒的な父の才能には到底追いつけないと悟り、挫折感から父をも遠ざけたということだった。
これに対し視聴者からは「え? 理由それ? それだけ?」「え、自ら逃げ出しただけ?」「理由がちょっとクソすぎる」「大した理由もなく八つ当たりしてるってことでしょ? 最悪だわ」など、予想外の理由に呆れたようなコメントが目立った。
「1話では、俊平に妻の志帆(石田ゆり子)から連絡が入り、俊平が青ざめたような表情になるもすぐには娘のもとに駆け付けなかった、というシーンがありました。この時点で視聴者は、何か重大な事故が起きたのではと感じていたようですが、悪い意味で裏切られたようです。響は20歳にもなるのに父に反発しているばかり。そこまで嫌いなら、独立すればいいじゃないかと思った人も少なくなかったようです」(テレビ誌ライター)
どうにもこうにも、今回の展開は、視聴者からの共感が、得られなかったようだ。