あなたは恋愛対象になりそうな相手に対して「なるべく早く連絡するね」と言ったことはありませんか?
実はこの言葉、相手を不安にさせてしまうかもしれません。それはどうしてなのか。恋人や気になる人に使ってはいけない理由を解説していきましょう。
■人は曖昧なものを避ける傾向にある
心理学の用語に「曖昧性効果」というものがあります。これは、人は結果が曖昧な選択肢を避ける傾向があることを示しています。そのため、曖昧な言葉を聞くと不安な気持ちになったり、相手を信じられなくなったりしてしまうことがあるのです。
■「なるべく早く連絡するね」がダメなワケ
曖昧性効果を知ることで、この言葉が危険な理由も分かったと思います。「なるべく早く」と言われても、具体的にどのくらいなのか分からないですよね。 数時間以内、1日以内、2~3日以内、1週間以内? だから、「なるべく早く」と言われると相手は「どのくらいで連絡が来るの?」とソワソワしてしまうわけです。
例えば、あなたが好きな人に告白したとします。そのとき相手から「なるべく早く返事をするから、それまで待って欲しい」と言われたら、かなりモヤモヤするのではないでしょうか。
■明確な数字があると安心する
相手に不安を与えたくないのなら、明確な数字を言ってあげるだけでOKです。例えば、「遅くても金曜までには」とか「1週間以内に」などです。
こうした小さな言葉の積み重ねが、信頼関係に影響を及ぼすことを忘れないでくださいね!
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。