宮藤官九郎が脚本を手掛け、金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)が特にSNSを中心に人気沸騰中だ。昭和から令和の現代にタイムスリップしてきたコンプライアンス意識の低いおじさん・小川市郎(阿部サダヲ)が、当時は当たり前だった不適切な発言で令和の停滞した空気をかき回す物語がウケているのだが、さる2月23日に放送された第5話には、歌手で俳優の錦戸亮がゲスト出演。久々に披露したダンスシーンには、「X」で大きな反響が寄せられた。
「第4話の最後にテレビ局のアシスタントプロデューサー・犬島渚(仲里依紗)の父親・犬島ゆずる役で古田新太が登場。さらに第5話の冒頭で渚が市郎の娘・純子(河合優実)とゆずるの娘であることがわかり、錦戸がゆずるの若かりし頃を熱演。2人のギャップに視聴者から、数多くのツッコミが寄せられました」(芸能ライター)
しかも錦戸演じる「若き日のゆずる」は、市郎に純子との結婚の許しをもらうために、“結婚の許しを請うダンス”を披露。そのキレキレのダンスに「独立後、地上波ダンス初披露」「久しぶりのダンス姿がこのドラマとは思わなかったよ」といった声がネット上で続出している。
「もともと錦戸といえば、2014年に日曜劇場『ごめんね青春!』(TBS系)に主演するなど、宮藤作品でも爪痕を残してきました。ところが19年のジャニーズ事務所(当時)退所以来、地上波で見ることはなくなりました。昨年はドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(NHK BSプレミアム)で、独立後のテレビドラマ初出演を果たしましたが、今作では結構インパクトのある役柄として登場したわけですから、地上波完全復帰に向けて期待が高まっているところですよ」(女性誌記者)
4月期の木曜劇場「Re:リベンジ‐欲望の果てに‐」(フジテレビ系)では、主演を務める赤楚衛二と対決する医師役で出演。錦戸自身も「処置シーンなど撮影する時は、いかにテキパキできるのか意識して、完璧にやりたいと思っています」と意気込みを語っている。3月1日には「英国アカデミー賞US学生映画賞」受賞監督であるパトリック・ディキンソン監督の新作映画「コットンテール」(3月1日公開)にも出演。40歳を迎える今年の錦戸亮に注目だ。
(窪田史朗)