観月ありさや西内まりやなどが所属する大手芸能プロ・ライジングプロダクションが東京・原宿駅前に劇場をオープンして話題を集めている。
「原宿駅前ステージ」と銘打たれたこの劇場はステージのほか、ランウェイも設置されており、“スカウトの聖地”と呼ばれる原宿でスカウトされた芸能界デビューを夢見る12~19歳の女性たちがユニットなどを組んで、週末などに歌やダンスなどのパフォーマンスを披露するという。
同事務所といえば、過去にフェアリーズのような女性アイドルグループも手掛けており、業界内では「原宿発のアイドルが誕生か!?」や「ついにライジングもアイドルビジネスに本格参入!?」などと話題になっているが、事情に詳しい関係者はこう語る。
「確かに歌やダンスのパフォーマンスを披露する公演を行うということで、劇場型アイドルビジネス的な要素も含んではいますが、メインターゲットはアイドルオタクの男性ファンというよりは女性ですね。劇場ではファッションショーも行い、劇場と併設されたショップではメンバーがステージで身に着けたのと同じ服を販売したりもするそうですから。ステージに上がる女性たちもアイドル志望というよりは、歌手やモデル、パフォーマーなどを目指しているコが大半のようです」
その一方で、劇場と同じフロアには、同じ芸能プロ所属の3人組男性ユニット・Leadがプロデュースするカフェもあり、同社のスカウトが立ち寄ることもあるという。
芸能界への登竜門として新たに誕生した同劇場だが、果たして新世代のスターを発掘することはできるのか。
(しおさわ かつつね)