性加害疑惑が報じられる前から、松本人志に向けて“干されますように!!!”などと、自身への問題発言に絶妙なツッコミを入れたこともあった指原莉乃。それだけ、おたがいを理解し合うような関係でもあったようで、ある意味似た者同士でもあったのかもしれない。奇しくも今、そんな指原に「サシハラスメントな過去」を追及する動きが一気に高まってきているというのだ。(2月29日配信)
ダウンタウン・松本人志の一部ファンが、タレント・指原莉乃への批判を強めている。指原は松本の性加害疑惑が最初に週刊文春に報じられた直後の昨年12月29日放送の情報番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演した際、松本について語ったコメントを巡り賛否の反応が上がっていた。
松本を巡っては、2015年の飲み会で一般女性への性加害があったと報じた文春に対し、松本は「事実無根」だとして芸能活動を休止して提訴。3月28日、東京地裁で第1回口頭弁論が行われるが、疑惑報道直後は、芸能界のトップに君臨し、様々なタレントと共演経験がある松本だけに、疑惑についてはストレートな見解を述べるコメンテーターは少なかった。が、「ワイドナショー」での指原の対応は違っていた。同放送回で意見を求められた指原は「女性が(飲み会に)ついていったのが悪いんじゃないかっていう話をネットが今してるじゃないですか」と語って、それが告発した女性への2次性加害ではないかと表明。「そういうのが早くなくなればいいというか、“やったやってない”は裁判でお話しするべき」「8年前(の被害告発)というニュアンスも良くない。時間が経っても同じように扱うべき」と述べ、被害を告発した女性へのバッシングを非難していたのだ。
この主張には共感の声も多かった一方、「そもそもの話をするなら、“1次性加害”があったかどうかも、まだ明らかになってませんけど?」とする反論も相次いでいたが、そんな中、最近になって、過去の指原の“ハラスメント疑惑”を蒸し返し、「松本と変わらないじゃん」とする声が噴出しているというのだ。
「約10年前に放送された『HKT48のおでかけ!』(TBS系)の“大暴露SP”で、指原は当時13歳だったHKT48の後輩メンバー・矢吹奈子や田中美久らに対し『サシハラスメント』をはたらいていると明かされました。具体的には、彼女らのホオに吸い付く、唇同士でキスをするといった行為で、指原によるとそれらは“愛情表現”とのこと。ただ、中には明らかにイヤがっているような表情を見せるメンバーもいたため、当時の映像を引用しながら『多分、BBCとかにこの動画が貼られようものならジャニーズ問題と変わらないレベルの騒ぎになると思います』『(松本の疑惑の舞台となった)8年前の被害も同じように扱うなら、これも問題なのでは?』『どう見ても後輩はイヤがってますけど』などと指摘する人が続出。指原にすれば、自身が弁明していたように、あくまで後輩へのスキンシップの一環だったんでしょうけれどね」(テレビ誌ライター)
仮に松本が復帰を果たしても「2度と松本さんの番組には出ないでくださいね」との声も見られ、指原には、当該のコメントを発した昨年末以降、一部ファンからの継続的なバッシングが続いている。タレントのコメンテーターにとって、一連の松本騒動への見解は非常にナイーブなものになりつつあるようだ。
(木村慎吾)