ドラマ好きの間で“名作”と呼ばれる「高校教師」(TBS系)が放送されたのは1993年のこと。高校の理科講師を演じる真田広之との純愛を貫く高校生を桜井幸子が演じ、コンプライアンスを重視する令和では放送できないような、ありとあらゆるドラマチックな人間関係が描かれたことで、覚えている人が多いドラマだろう。ファッション誌「anan」が毎年誌上で開催する「好きな男ランキング」では、この年の1位を真田が獲得。このドラマの当時の影響力の大きさがわかるのではないだろうか。
2003年公開のハリウッド映画「ラストサムライ」で渡辺謙演じる勝元に次ぐサムライのリーダー・氏尾を演じた真田は、日本を代表する役者の1人となり、その後「誤解された日本を描く時代を自分の世代で終わらせたかった」とハリウッドへ移住。そんな真田が主演兼プロデューサーを務める「SHOGUN 将軍」が目下ディズニープラスの「スター」で独占配信され話題になっているようだ。
3月5日放送の「めざましテレビ」(フジテレビ系)では、軽部真一アナとのインタビューVTRが放送され、63歳になった現在も日本にいた頃と変わらない端正な顔立ちと少しはにかんだような表情を見せた。
その中で軽部アナが、真田と言えば、1984年頃に尊敬するアル・パチーノ(映画「ゴッドファーザー」シリーズで有名なアメリカの俳優)が出演する舞台の“出待ち”をするため、アメリカにわざわざ行ったことがあると言われているが、それは本当かと確認したところ、真田は「はい」とあっさり容認。さらに“出待ち”をされるような人は、大勢の人が集まっているからといって裏口から退出したりせずに、ちゃんとその人たちの前を通って退出しなければ悲しませることになると身をもって知ったと説明した。
「この言葉に一部のネット民は『葉月里緒奈との不倫騒動があった頃を思い出した』『そういえば真田広之は不倫騒動について突撃取材をよくされていたイメージ』など、1995年公開の映画『写楽』で共演した葉月との不倫について取材を受けていた真田のことを思い出したようです。当時、真田は手塚理美と結婚していましたが、1997年に離婚。その後は再婚もせず、約20年かけて配信中の『SHOGUN 将軍』に心血を注いでいたと聞いています」(女性誌記者)
全10話のうち第2話までが配信され、「想像以上におもしろい」「ハリウッド映画だけれど日本ならではドロドロした部分もきちんと描かれている」など好評の「SHOGUN 将軍」。日本の映画やドラマにも真田が出演してくれる日は再び来るだろうか。