ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)が反響を呼んでいるのと同時に注目されているのが「昭和カルチャー」だろう。ドラマでは河合優実演じる純子が長いスカートの制服に聖子ちゃんカットをしていたり、磯村勇斗演じるムッチ先輩が大腿部が極太の「ボンタン」と呼ばれる制服ズボンをはいていたり、当時の「制服改造の流行」がよくわかり、若い世代はおもしろく、当時を知っている世代は懐かしく感じているのだろう。
ムッチ先輩が敬愛しているマッチこと近藤真彦が主演する1982年公開の映画「ハイティーン・ブギ」には、今や艶っぽいマダムオーラを発散している武田久美子がヒロイン・桃子役で出演。武田は劇中で近藤とのキスシーンがあったことで、近藤の熱狂的なファンから嫌がらせを受け、一時は芸能活動が困難になる事態になるほど、マッチの人気はすさまじいものだった。
そんな40年ほど前の映画の撮影秘話を、3月2日深夜放送の「二軒目どうする?」(テレビ東京系)にゲスト出演した際に武田が暴露。「キスはキスシーンを撮るために1回しかしていません」と当時は言っていたが「70回くらいした。何なら撮り直しもあった」と明かしたため、一部のネット民から「そういうことは墓場まで持って行って」「真実を明かさなくていい」などと言われているようだ。
「武田の代表作と言えばこの『ハイティーン・ブギ』と、1989年に販売された貝殻水着を着用した写真集『My Dear Stephanie』ですから、“こすり”続ける気持ちもよくわかります。当時はやきもちから武田に嫌がらせをした女性たちも、おそらく今では武田と同年代のアラ還。今さら暴露しても芸能活動に支障はないでしょう」(女性誌記者)
あと4年で還暦を迎える武田。記念に貝殻水着の復活もやりかねない気もするが…。