あまりのバカバカしさが「どうかしている」とウケている深夜コメディドラマ「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」(テレビ東京系)で主演している中村蒼。今年7月期のドラマ「せいせいするほど、愛してる」(TBS系)では関西弁の広報マンを2枚目らしくさわやかに演じ、昨年10月期の「無痛~診える眼~」(フジテレビ系)では先天性無痛症で無毛症のキャラクターを地毛と眉をそり落として不気味でありながら切なく演じ、その演技力の高さに関心が集まっている。
「中村は『正統派イケメン俳優は演技がヘタクソ』という定説において例外と言える俳優の筆頭です。現在引っ張りだこの菅田将暉は抜群の演技力ですが、正統派イケメンではない。何かと重宝される斎藤工などは正統派イケメンでもなければ演技も上手くない。見た目も演技力も兼ね備えた中村にはもっとスポットライトが当たってしかるべきですが、どうにもパッとしない。ところが中村のファンに言わせると、その“パッとしないところ”が最大の魅力なのだそうです。確かに芸能界においてガツガツしていないことを装う俳優が多い中、中村が心底ガツガツしていないことは、このドラマを見れば痛いほど伝わってきます」(女性誌編集者)
自身に着いたイメージを壊していくのも俳優の仕事と言う中村。“パッとする日”が来るのも近いかも。