第96回アカデミー賞授賞式で見せた俳優のロバート・ダウニー・Jr.による“差別的振る舞い”が物議を醸しているが、実は彼、“大の日本嫌い”で、その原因が来日中のとんでもない災難にあったと囁かれているという…。
“問題行動”があったのは、日本時間の3月11日、世界中が見守るセレモニーの最中、助演男優賞のトロフィーが授与される瞬間だった。ロバートは、原爆の開発を描いた伝記映画「オッペンハイマー」で海軍少将役を演じており、中国系ベトナム人として生まれた俳優のキー・ホイ・クァンからオスカー像を受け取るも、目を合わせず、乱雑に奪い取るような仕草だったことなどが、“アジア系俳優への差別”だとして批判を集めている。
もちろん、本人に差別的な意図があったかは不明だが、ロバートといえば、ファンの間では、“大の日本嫌い”とされ、2008年を最後に1度も来日が実現していないことはよく知られている話だという。
「とはいえ、これにはワケがあります。彼は08年、『アイアンマン』のPRで15年ぶりの来日を果たすも、日本に上陸するや、再ブレイク前で“顔パス”が通用せず、入国管理局による6時間の足止めを食らったんです。一説には、彼の過去のドラッグがらみの不祥事も影響しているようですが、“災難”は続き、日本のレストランで供された牛肉料理で食あたりの憂き目に。初日の夜からホテルで苦悶し、翌日に予定していた個別の取材などの仕事は全てキャンセル。3日の滞在で2キロも体重が減ったとか。さらに、体力を消耗した中で参加したジャパンプレミアでは、禁酒中にもかかわらず、鏡開きの演出に付き合わされ、気分を害してしまったとも…。後にロバートは『私は日本に行ってはいけないのかと思ったよ』と冗談交じりに振り返っていましたが、実際に08年以降、実に20本もの作品に出演していますが、一度も来日は実現していません」(テレビ誌ライター)
16年間にわたり、日本を“避けてきた”ロバート。もしかすると、アジア系俳優のクァンを見た時に、来日中のツラすぎる食あたりを思い出してしまったのかも?
(木村慎吾)