水谷豊主演ドラマ「相棒 season22」(テレビ朝日系)最終回スペシャル後編が3月13日に放送され、世帯平均視聴率は第2話と同列の今期最高12.8%を記録した。
前編で、辛口政治学者と彼を起用したテレビ番組のプロデューサーの事件について、「事件の黒幕は武智官房長官(金田明夫)」と指弾する杉下右京(水谷)の映像が拡散された。これが原因で謹慎処分となった杉下は、みずから水面下で捜査を始める。そしてその結果を、最初のフェイク動画を逆手にとり、フェイクになぞらえた自身の映像を流し捜査を誘導するのだった。
視聴者の感想としては「なんか、あっさり終わったな」「普通に来週もありそうな終わり方」「いつもの相棒って感じ。23もあるよね、きっと」など、最終回の特別感はなかったようだ。
「フェイク動画で杉下は『警視庁の名探偵』と言っていたことから、1人での捜査中にシャーロックホームズのような探偵の扮装をしていました。これに視聴者は『まだ杉下右京を続けたいなら、定年退職して“名探偵杉下右京”登場! とかにすれば?』『右京さんと薫ちゃんは退職して、ホームズとワトソンでやればいい』との意見や『17話のインビジブル、連続殺人の黒幕が決着ついてない!』という不満もありました。今作では、水谷の老化が話題になっていたため、警視庁退職後に言及する人が多かったように思います」(テレビ誌ライター)
人気シリーズなだけに、幕引きは難しそうなのだが…。