元衆院議員でタレントの金子恵美が“次の総理は誰か”とのテーマでトーク中、一部で有力視される小泉進次郎元環境相をバッサリと斬る一幕があった。
3月17日に放送された「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)。20年以上にわたり安倍晋三元総理の番記者を務めた政治外交ジャーナリスト・岩田明子氏や、金子の夫で元衆院議員でタレントの宮崎謙介らが出演し、岸田文雄総理の後継となる「ポスト岸田」の存在について議論を交わした。
金子と宮崎は、その筆頭候補として、ともに上川陽子外相を挙げ、次点で自民党の茂木敏充幹事長が有力と予想。金子は上川氏を従来の女性議員と違い、永田町での巧みな処世術を発揮している点に着目して「(ポスト岸田の)可能性は高いと思う」と語った。
すると、一方の宮崎は「2位を小泉進次郎にしようと思った」とし、「小泉さんくらいバチッと若返って、インパクトのある人に替えてやるっていうなら、結構イケると思って。当落線上ギリギリの若手議員を中心に新しい流れができてくるかなって」と、42歳という進次郎氏の若さに期待を寄せた。
が、これを聞いていた妻の金子は「小泉さんはまだ“地頭”がそんなに良くないんで。経験を積まないといけない。(まだポスト岸田には)早いのかな」と一蹴。身内から飛び出した唐突な毒舌コメントに驚く宮崎は「“地頭”って言うと、永遠に芽が出ないから…。そうじゃないでしょ」とフォローしたが、政治評論家で作家の竹田恒泰氏から「地頭は生まれつきですよ。来世まで無理です」と冷静に指摘されていた。
「まさに“そこまで言っていいんかい”と突っ込みたくなる金子の大胆発言でしたね。ただ、進次郎氏には酷な話ですが、視聴者からネット上に寄せられたコメントとしては、『まともな日本人が皆思ってること』『そんなのは全員知ってます』『進次郎さんは人柄は良いんだろうけど、発言の中身がない』『真っ当なコメント』と、毒突いた金子への苦言よりも金子に“納得”の反応が大半。理由としては、『頻繁にドヤ顔で語ってるポエム発言』を挙げる人が多く、たびたびネット上でもツッコミを浴びてきた“薄いコメント”にあると考えられているようです。また、『二世議員のわりにレジ袋有料化以外、何の実績も残せていないことも問題』だとする声もありました」(テレビ誌ライター)
とはいえ、依然として一定の支持層は抱え、そうした人たちはあえて金子の毒舌をネットで批判するタイプでもなさそうな進次郎。いつの日か、父・小泉純一郎元総理を超える活躍を見せてほしいものだ。
(木村慎吾)