タレントのベッキーが3月1日に68歳で他界した漫画家の鳥山明さんの話題で盛り上がる男性の共演者に対し、“女子は困惑してる”との持論で挑んだ。
鳥山さんは1980年より連載を開始した「Dr.スランプ」で人気漫画家としての地位を築き、「ドラゴンボール」で空前の大ヒットを記録。「ドラゴンボール」は世界中で愛される作品となり、累計2億6000万部という驚異の発行部数を誇っている。
3月17日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)では、そんな鳥山さんの残した功績を紹介し、無類の漫画好きで知られる番組MC・東野幸治と今田耕司が“鳥山作品”の素晴らしさを熱弁。「画力が凄くて。色とか細かさ、メカの描き方とか見たことないものやった」と、今田が初めて「Dr.スランプ」を読んだ際の印象を語ると、東野も「『Dr.スランプ』が来て、少年ジャンプが変わった」と鳥山作品が与えた漫画界への影響に言及している。
さらにコメンテーターとしてゲスト出演した放送作家で脚本家の鈴木おさむ氏も加わり、トークが熱を帯びると、東野は“漫画トーク”に入らないベッキーら女性陣に『休憩しないでくださいね』とチクリ。するとこれにベッキーは敢然と「ていうかね、男子が盛り上がりすぎなんですよ! 女子はビックリしちゃって…。もちろん(鳥山さんの作品は)見てたけど」と、男女でトークへの熱の入れようにギャップがあることに驚いたという本音を明かしたのだった。
「とりわけ『ドラゴンボール』は主に男性から愛されたアクションアドベンチャー作品とあって、ベッキーが、50代の今田や東野、鈴木によるアツい漫画トークに入れなかったのも致し方ないところ。ただ、『男子が盛り上がりすぎ』とのコメントには、ネットで『男女の違いというより世代の違いもある』『女性ですけど、ドラゴンボール大好き』との反響があったほか、『いつから女子代表みたいになったの』『男子だの女子だの表現するところがいかにもベッキーって感じ』『故人の功績を語り合ってる時に“盛り上がりすぎ”とか言うのおかしい』『よけいなこと言うなよ』などの反発が上がっています」(テレビ誌ライター)
熱烈ファンたちのトークに傍観せざるを得ない状況を「休憩」と指摘されたことに即座にリアクションしたベッキー。今回は、惜しくも多くの人たちの共感は得られなかったようだ。
(木村慎吾)