脱・着膨れ!冬の「重ね着」をオシャレに楽しむ賢いインナー選び
「防寒ばかりに気を取られると着膨れしてオシャレが遠のいてしまう……」と悩んでいませんか? そんなときは次のように体を内側から温めてくれるインナーを上手に活用し、冬でも重ね着を楽しみましょう。
防寒対策にはベースとなるインナー選びが重要です。厚いものを選ぶと、暖かいですが着膨れしやすくなってしまいます。そのため、吸湿発熱機能を持った極薄のインナーを選びましょう。
吸湿発熱機能のあるインナーは体から出る水蒸気(汗)を熱に変えるため、肌に密着するサイズを選ぶことが大切です。薄手ものでスリムに着用しても、しっかり暖かさをキープしてくれますよ。

インナーの次に、シャツやブラウスの下に着用するミドルレイヤー(中間層)も重要です。ここでも厚手のニットを選んでしまうと、着ぶくれの原因になってしまいます。そのため、薄手のフリース素材や、軽量のダウンベストがオススメです。
冷えを感じやすい場合は、首、手首、足首の“三首”を温められるように、ハイネックインナーやアームウォーマー、裏起毛タイツなどを活用し、血液を効率よく温めましょう。

アウターは、ミドルレイヤーで温めた熱を逃がさない保湿・防風の役割を担います。アウターの体の間に空気が入り過ぎてしまうと、せっかくインナーで温めても寒さを感じやすくなってしまいます。そのため、オーバーサイズのものは避けましょう。
また、軽く薄いアウターでも防水・防風機能に優れた高機能素材を選ぶと、インナーで作り出した暖かさをしっかり閉じ込めることができますよ。

インナーからアウターまで、薄手の素材を選んでもしっかり温かさを感じられるように工夫すれば、重ね着し過ぎず着膨れせずに重ね着をオシャレに楽しむことができます。それぞれの機能を上手に活用して、スマートで快適な冬のファッションを楽しんでくださいね。
(Nao Kiyota)
