KinKi Kidsの堂本剛が、3月いっぱいで旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)から退所する。突発性難聴の後遺症にいまだに悩まされているため、今後は自分のペースで活動していきたいという意向からの決断だった。堂本光一とのKinKiは続行。中学生で出会った2人の30年以上続く関係性は、この先も変わりない。
剛は、今年1月にももいろクローバーZの百田夏菜子と結婚。光一は昨年2月、主演舞台「Endless SHOCK」で共演した女優・佐藤めぐみと約10年にわたって愛を育んでいることが報じられている。45歳の年齢を考えると、光一もいつゴールインしても不思議ではない。
そんな光一のライフワークといえる「SHOCK」シリーズは、2000年にスタート。05年からは、光一が脚本・演出も担当している。25年2月に帝国劇場が建て替えで休館するため、今年限りで幕を下ろすことが決定。そのため今年は4月と5月が帝劇、7月と8月が大阪・梅田芸術劇場、9月が福岡・博多座で11月に再度帝劇と、過去に例のないツアーを強行する。4月22日の昼公演が、単独主演2000回記念になる予定。5月9日の夜公演で、森光子さんが「放浪記」で記録した2017回を超えて、前人未到の2018回に到達する見込みだ。
記録はそれだけでとどまらなかった。帝劇におけるもうひとつの仰天レコードがあったのだ。昨年は、「Endless SHOCK」と「Endless SHOCK -Eternal-」を演出と主演、後輩のSnow Man・渡辺翔太とSixTONES・森本慎太郎のダブル主演の「DREAM BOYS」を演出、「チャーリーとチョコレート工場」で主演を務める“4タイトル”を達成していたのだ。
「“ミュージカルの聖地”で、単純計算で年間の3分の1日を過ごした格好となります。これは、旧ジャニタレント最多の記録。帝劇の初舞台から26年にして、出役・裏方としての殊勲も成し遂げていたのです」(エンタメ誌記者)
「SHOCK」は、全公演が即日完売になるミュージカルという記録も更新中。名物のフライングでは、光一が2階席中央部の台に着地する圧巻パフォーマンスで魅了する。クライマックスの階段落ちでは、およそ5mを転げ落ちる。「SHOCK」の歴史は、光一の歴史。5月には、新たな記録が追加される。
(北村ともこ)