世間から驚きの声があがったのもつかの間、現在は連続ドラマを考察するように、ドジャース・大谷翔平の通訳をしていた水原一平氏が違法賭博などをしていたことで球団から解雇された件がネット上では大きな話題になっている。
中でも注目されているのが「当初の水原氏の証言」だ。水原氏は自身が解雇される前日、スポーツ専門チャンネルESPNのインタビューに応じ、「昨年大谷に自身が抱えたギャンブルでの借金を返済するよう求めた」「明らかに大谷はそのことに満足しておらず、私が二度とこのようなことをしないよう、私を助けると言った」「彼は私のために借金を返済すると決めてくれた」などと語るのと同時に、大谷は賭博にまったく関与していないこと、水原氏もこの賭博が違法だとは知らなかったこと、大谷自身がパソコンを操作してブックメーカー(賭博の元締め)に送金したなどと証言したという。アメリカではスポーツ賭博に関する法律が州ごとに違い、50州のうち38州やワシントンD.C.等では合法だが、カリフォルニア州では違法扱いとなっている。
しかし翌日になって、水原氏は「大谷はギャンブルでの借金について何も知らない」「ブックメーカーに送金もしていない」と“肩代わり”に関する証言を全て撤回。大谷選手の口座からブックメーカーに対し、日本円で約6億8000万円が送金されていたのはなぜなのかと、ネット上で考察する声が相次いでいるのだ。
「ネット上では『水原氏の当初の証言にあるように、大谷選手が振込先の違法性を知っていて6億8000万円振り込んだのではないか』と考察する声が多いようです。もっとも、水原氏の最初の証言でも大谷が振込先の違法性まで知っていたとは全く言い切れません。ただ、そう認識していたともとられかねない表現とは言えるでしょう。もし、そう判断されてしまったら、振り込んだ大谷選手も処分を受けることになる。それを回避するため水原氏は証言を撤回。大谷選手を守るために『通訳の窃盗』という筋書きに変更したのではないかと見る声があがっています」(女性誌記者)
はたしてネット民の考察はいかがなものだろうか。続報を待つのみだ。