元放送作家の長谷川良品氏が3月21日、自身のYouTubeチャンネル「長谷川良品『テレビ悲報ch』」を更新。レギュラー番組を卒業し、海外へ拠点を移すことを示唆したタレントのフワちゃんについて、「面白いから売れているのではなく、面白くないのに売れている人ほど、注意深く観察してみると、秀逸な戦略や再現性のようなものが浮かび上がり、我々庶民にとっても情報発信の良いヒントになると感じる」とコメントした。さらに、「個人的には応援、さらなる飛躍を願っています」とエールを贈った。
3月18日、フワちゃんは生放送の情報番組「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)で、次週をもって番組レギュラー卒業を発表し、「いちばん最初はアメリカに行って、その後はいろんな国」などコメント。もともと、タメ口無礼キャラでブレイクしたフワちゃんだが、そのキャラクターに限界を感じたのでは?と推測しつつ、長谷川氏はこう分析する。
「タレント生命の危機を感じての(海外)移住だとしたら、やはり彼女はスゴい女性だと思います。そして何より危機感に煽られての海外移住だとしたら延命のための生まれ変わりもあると感じる。もしかしたら、あのキャラクターをリセットする余白作りのための海外移住。数年後には等身大で勝負。しかも、シリアスな顔で『実はあの時のキャラ作りは、こういう意図があった』などと答え合わせして、過去の自分を物語にして商品化、新たなビジネスを展開するなんて…」
フワちゃんはYouTuberだと思われがちだが、もともとは大手芸能事務所でお笑いコンビを組んでいた、れっきとしたお笑い芸人。それが、売れる前にYouTubeでブレイクし、いつしか、YouTuberが前面に立つようになった経緯がある。116万人も抱えるフワちゃんのYouTubeチャンネル「フワちゃんTV/FUWACHAN TV」は、2022年12月23日から投稿が滞り、去る3月17日、約1年4カ月ぶりに投稿、海外移住が発表された。
長谷川氏の見立て通り、「キャラ作りの意図」が発表される日は来るのだろうか。
(所ひで/YouTubeライター)