旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)のタレントで、ボーイソプラノが魅力的なのは、なにわ男子の大橋和也。歌唱力は筋金入りで、通常のハスキーボイスとのギャップにやられる「なにふぁむ」(なにわ男子のファンネーム)が多い。そこへきて最近は、「THE神業チャレンジSP」(TBS系)で“激狭”なエリアに駐車するドライブテクも注目され、新たな神業が加わった。
これまで、グループで「あざとい+かわいい=あざとかわいい」を担当していたのは、大西流星だった。ところが最近は、大橋がそのポストに収まろうとしている。トリコになっているのは、大先輩のキスマイことKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔だ。
発端は、なにわ男子とキスマイの控室が隣になったこと。大橋がけん玉を持って、キスマイの楽屋にやってきた。大橋は空いた1脚の椅子を指して、「ここ座っていいですか?」と確認したあと、およそ90分間にもわたって初対面の藤ヶ谷と歓談した。スタンバイのために退室したあと、「初めてしゃべった」と言う藤ヶ谷に、同じくキスマイの二階堂高嗣は驚くよりほかになかったとか。
「大橋の“あざとかわいい後輩力”に、藤ヶ谷が感心したのは、あるやり取りから。食事の席で普通、先輩が後輩に『食べる?』と聞くと、後輩はうれしそうに『いただきます!』と従うのが通例です。けど、大橋は違った。必ず1回、『大丈夫です』と断るんです。先輩が2度目に『食べなよ』と勧めると、大橋は満点の笑顔で『えっ、いいんですかー!』と食べる。この2回のラリーは、プロアイドルとして一歩も二歩も上だと痛感したそう」(アイドル誌ライター)
大橋は番組出演の際、元気溌剌で「ど~も~。プリン食べすぎて」ヒップが「プリンプリン!」と自己紹介して、カメラにヒップを向ける。そのため、現場でプリンが用意されていることが多い。ある現場で大橋は、プリンを普通に受け取ってしまった。それを見た玉森裕太が、「やるべきじゃない?」と小さくアドバイス。すると、本番さながらに「どうも~プリン食べすぎて…」とやりきって、女性スタッフたちを喜ばせた。
「藤ヶ谷は大橋を、“プリンくん”と呼んでいます。楽屋での90分トーク以降は、プリンくんが気になって仕方がない。スマホで調べまくり、インスタもチェック。ある時、プリンくんから持っていた豚まんを見せられて、『食べますか?』と聞かれたそう。『今はお腹いっぱいだから大丈夫』と断ったら、その直後にプリンを持ってきた。イチコロになって当然です」(前出・アイドル誌ライター)
キスマイたっての希望で、3月には公式YouTube「Kis-My-Ft2」にプリンくんが登場。メンバーの“大橋愛”はいっそう深まったか。
(北村ともこ)