日本人最速にして374日でYouTubeのチャンネル登録者数1000万人に達したのは、元美男美女カップル系YouTuberとして活動していたヴァンビだ。
2023年5月、相方のゆんが人気YouTubeグループ・フィッシャーズのシルクロードとの結婚を発表してからは、ネット上で寝取られたなどとヤユされていたものの、その後自身が多くのフォロワー数を持つ謎のYouTuber・スパイダーメーンであることを明かし、世間を騒がせた。
現在、登録者は1720万人を数える、世界的に有名なYouTuberとなったヴァンビだが、なんと3月26日、「重大発表があります」と、都内某所で記者会見を行ったそうだ。
そこには、ヴァンビと親交のある多数のYouTuberやインフルエンサーが集められていたという。会見に参加したYouTuberから話を聞いたところ…。
「スーツ姿でステージに現れたヴァンビくんは、突然自身の家庭環境について話し始めました。早くに父親を亡くし、母子家庭で6人兄弟だった彼は裕福ではない自身の環境を恨んでいたこともあったようです。そんな時、彼の母親が毎日のように若い頃に俳優をしていた父の舞台映像を観ていたことから、自分も父と同じ俳優になることを夢見て何年もオーディションを受け続けた、と涙ながらに語っていました。しかしどのオーディションも落ち続け、俳優の才能もなく、歌手やモデルにもなれず落ち込んでいた彼の人生を変えたのがSNSだった。彼はこれまで、才能ある人しか夢を追ってはいけないと思っていたものの、『YouTubeは自分で作品を出して視聴者から評価してもらえる』と考え抜き、アニメ飯やメイク、カップル系、コントなど時代にあわせてチャンネルの方向性変え、大ブレイク。しかし、相方のゆんちゃんが結婚したことで解散し、その後鬱になり全てをなくしてしまったそうです。それでもYouTubeをあきらめる選択肢はなかった彼は、『もう一度イチから成し遂げたい』と思い、海外に目を向け自身の名前を出さずに(言葉を使わず表情や体の動きだけで表現する)ノンバーバル動画をバズらせ、大成功しました」
そんなヴァンビの経験談に、会場にいたYouTuberの中には涙を流す人もいたそうだ。そして、「この経験を活かし、夢をあきらめてきた人を助けたい」と思ったヴァンビは、新たな試みを発表した。
「何と、SNSに特化した大学を作ることを発表したんです。今の時代、一般人も企業もSNSを当たり前のように使っていて、生活と切り離せないものとなっていることに着目し、『一枚一枚ビラを配るよりSNSでバズらせたほうが早い』と考え、講師には整形のビフォーアフター画像がバズった平瀬あいりやブレイキングダウンにも出場したこめお、グラドルのなな茶など、全員現役の有名クリエイターをそろえ、オンラインスクールを開校したんだそうです。生徒一人一人にマネージャーがつき、戦略的にバズらせることを講師がマンツーマンで教えてくれるようです」(前出・YouTuber)
カップル系YouTuberから世界的なインフルエンサーへ、そしてスクールを設立し新たな道を歩みはじめたヴァンビの今後を見守りたい。
(佐藤ちひろ)