“帝王”キムタクが帰ってくる。4月25日にテレビ朝日系でスタートする連続ドラマ「Believe-君にかける橋-」で、主演の木村拓哉が希望と再生を描く。
同作は、2018年と20年に放映された「BG~身辺警護人~」(テレ朝系)と同じ井上由美子氏が脚本、常廣丈太氏が監督を務めるとあって、期待が大きい。
木村といえば、平成ドラマのアイコン。主演ドラマがメガヒットになるだけではなく、演じた職種の志願者が増え、身に付けたアイテムが品薄になることで知られる。経済効果もスター級だが、バラエティ番組や生放送で奇跡を起こすことでも有名だ。21年9月に放映された「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」(TBS系)の2時間スペシャルでは、超ド級のミラクルを起こしている。
同番組では、山口智子とのW主演ドラマ「ロングバケーション」(フジテレビ系、1996年)で見せた、マンションの3階から落としたスーパーボールを見事にキャッチする名シーンを再現することとなった。25年ぶりのチャレンジは、3回までと決められていた。ここでは、さすがの木村も失敗に終わった。ところが、負けず嫌いを発揮した木村。ノーカウントであるものの、「ちょっとカジュアルにやってみるわ」と、“EXTRAラウンド”で投げると、何と1発目でキャッチ。キムタクらしく、格好よくコーナーを締めたのだった。
そんな木村とドラマ「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」(TBS系/13年)で共演したSixTONESのジェシー(当時はジャニーズJr.〉も、同じTBS系のバラエティ特番「THE神業チャレンジSP」のEXTRAでミラクルを起こしている。
同番組は、世界中で大流行している神業動画に芸能人やアスリートが本気で挑戦して、再現できたら賞金100万円を獲得できる。ジェシーは、過酷な条件が付けられた中でのアーチェリーで命中率が高いことから、“Mr.アーチェリー”の異名を取る。初出演の21年から、実に8度も成功している。
しかし、昨年12月放映回では異なるジャンルに挑戦した。瓶を割らずに、2本同時にワインのコルクを抜く企画だった。2つのワインボトルを、コルクとコルクをつけるようにして、V字型にセットした、コルクの重なり部分は、わずか1mm。1射のアーチェリーで同時に開栓しなければならない。
残念ながら、クリアできなかった。それでも引かず、ノーカウントであることを条件にEXTRAで1射を放つと、まさかの命中。2本のワインが開栓されて、シャンパンタワーのように積み上げられたワイングラスに並々と注がれたのだった。
キムタクとジェシーは今年、木村の公式YouTubeチャンネルで再会。再生回数が100万回を超える人気回となっている。EXTRAで見せる強運。デキる男はモノが違う!
(北村ともこ)