モデルの藤田ニコルが4月6日放送のTBSラジオ「藤田ニコルのあしたはにちようび」に出演し、東京・麻布台ヒルズの住民に見られる「ファッション傾向」について言及している。
藤田は、東京の中でも地域によって、行き交う人の服装には特徴があるとの持論を展開。たとえば、若者の古着文化が根付いている下北沢には「下北らしい人たちがいる。ボロボロのニットでも似合うような、全部ボロボロだけど、それがスゴいお洒落みたいに見える人」が多いとする反面、プライベートで訪れたという麻布台ヒルズでは、“ダサい人”も見受けられたという。
東京都港区の一等地に位置する麻布台ヒルズだけに、藤田は、裕福そうなマダムや「なんで金持ってるか分からない若いお姉ちゃん」「スゴいキラキラしてる人」などのタイプに遭遇したといい、「服装もトレンチコートにパールのネックレス着けてとか、チュールスカート穿いてヴィトンのバッグ持ってとか、その地域にすごい見合ってる方たちが沢山いた」とか。
中でも、悪目立ちしていたのが“ギラついた男性”のコーディネートだったそうで、藤田は「男もスゴいんだよ。金持ってる男ってめっちゃダサかった。ダサいっていうか、この固定の服装しかできないのか?みたいな。上にハイブランド、ドーン! うちもハイブラは大好きだけど、それに細身のスキニーパンツみたいなのに、つぶつぶがいっぱい付いてる靴。で、クラッチバッグか長財布をお尻に入れてんの」と、成功者にありがちだという“ワンパターンはコーデ”の特徴に言及。
さらに「何人か固定のファッションを見たね。お金を持つと、そのファッションになるんだみたいな。皆、一緒なの。辿り着くとこ、そこなんだよ。金持ちファッションを見るのちょっと楽しかった。なんで男の人だったらストリート系とかいないんだろうね?」と疑問を口にした。
「藤田による一連の“ファッション批評”に眉を顰めるリスナーもいたようで、ネット上には『一括りにするな』『上から目線で笑う』『ただ歩いてるだけの一般人の悪口まで公共の電波で言い始めたんだ』といった苦言が相次ぎました。また、藤田自身がアパレルブランドをプロデュースしていることから、『服を作って売ってる人間が他人の服装をバカにしたらダメでしょ』との指摘もありました」(メディアライター)
過去には「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)内のコーナーで、ファッションに悩む芸能人を“お洒落コーデ”で変身させる企画「にこるん隊長のファッションレスキュー」を担当していた藤田。当時は一部視聴者から「にこるんのコーデ、ダサい」「全然参考にならない」との批判が寄せられたそうで、「日頃のストレスをうちにぶつけるのはやめろ!」と憤慨していたが、麻布台ヒルズを歩いていた男性にとって今回の藤田の“ダサい”発言こそ、憤慨に値する暴言ではないだろうか。
(木村慎吾)