テレビ朝日系音楽番組「ミュージックステーション」の4月12日放送に、3人組アイドルグループのNumber_iが初出演する。
Number_iは、昨年5月にKing&Princeを脱退し、旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)を退所した平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太が同10月に結成したグループ。旧ジャニーズで副社長を任されていた滝沢秀明氏が立ち上げた「TOBE」所属ということで、Number_iの地上波出演は限定的であると考えられていた。
ところが旧ジャニーズが創業者による騒動で解体され、テレビ各局との蜜月関係にメスが入ると、そこに食い込んだのがいま最も勢いのあるTOBEの看板ユニットだった。
今回のMステ初出演のニュースを受けファンたちは、昨年、平野が漏らした“ある言葉”を思い出して感慨に浸っているという。
「平野がいるKing&Princeとして最後のステージとなったのが23年5月19日に放送されたMステでした。メンバーの永瀬廉、高橋海人を含めた5人での序盤のトークでは、岸に“変顔オフショット”を公開されると、平野は『なんでコレを出すのよ! 顔ヤバいじゃん! 今日最後なの、俺!』と一言。ラストパフォーマンスとなった『シンデレラガール』と『Beautiful Flower』の歌唱中は、マイクを持つ手が震え、涙を堪えるような表情となり、もらい泣きするファンが相次ぎました。当時は旧ジャニーズによる辞めジャニへの“圧力”が予想され、平野や神宮寺らをMステはおろか、地上波テレビで見られるのは最後だと覚悟した人も多かったはず。しかし、それからわずか1年で、新たなグループを結成し、この大舞台に戻ってくることになったわけですから、これにはファンから『ほら!紫耀くん!最後じゃなかったじゃん!』『よかったね…泣けてきます』『滝沢さんの手腕が凄すぎる』など喜びの声が上がっているのです」(エンタメ誌ライター)
これまでは旧ジャニーズとの関係性を重視してきたテレビ朝日だが、さすがにNumber_iのファンの熱量を無視することはできなかったようだ。
(木村慎吾)