4月3日からオンエアされているJTのCM「鬼のゆく道 登場」篇で「鬼が実在していたらきっとこんな感じだと思う」と称賛されている、鬼役を演じている山田孝之。山奥の木の上に座っていた鬼(山田)は、お地蔵様を洗っている老婆(大方斐紗子)を発見。「何をしているんだ?」と木の上から降りて問う鬼に「こうしていると心が洗われるんだ」と答える老婆。続けて「心の豊かさ、大事」と言いながら鬼のてのひらにおにぎりを載せると、鬼は即座にバクッと食べ「心の豊かさって何だ?」と老婆に問う。すると老婆は「何だろうね」と微笑み、老婆の声で「人の心を知りたくなった鬼は旅に出たのでした」とナレーションが入るというもの。
ネット上では「たった30秒間で鬼になってる山田孝之すげぇ」「山田孝之っていい役者だなって思った」といった声に交じり「山田孝之はなんで地上波ドラマに最近出ないんだろう?」と疑問視する声があるようだ。
確かに山田は2018年10月期放送の賀来賢人主演ドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系)の第6話にごく短時間ゲスト出演して以降、地上波ドラマには出演していないが…。
「実は、その理由の一端となる事実が4月16日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)で判明したんです。この日、マンスリープレゼンターを務めている俳優でダンサーの山下幸輝が短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS Season5』でプロデューサーと俳優を務める、山田と阿部進之助を取材するVTRがオンエアされたんです。その中で3人が役作りに関する話題になり、山下が『医療モノがダメなんですよ』と、医療モノの作品に苦手意識があると打ち明けると、山田が『わかる!オレもダメ』と即座に同意。山下が『血が無理なのと、セリフが難しい…』と理由を挙げたとたん、山田は『まったく一緒だ!まったく一緒だよ、ほら!そういうことなんだよ、医療モノって!そこ問題点ですよ。医療モノ作ってる人の!』と席を立って山下の手を握るほど、大きな反応を見せたんです。2012年放送の米倉涼子主演ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)が大当たりして以降、地上波ドラマは1クールに1本は必ずと言っていいほど医療モノが放送されるようになりましたから、それだけ山田が出演を避けているドラマが多いということになるのでは」(テレビ誌ライター)
世間には「山田が出演するドラマは絶対に面白い」との定説まであるのだから、いっそのこと山田が企画から携わる地上波ドラマにチャレンジしてみてもらえないだろうか。