赤穂浪士の討ち入りを描いた「忠臣蔵」を、フリーアナウンサーの古舘伊知郎が実況するという新しいタイプのバラエティ番組「古舘トーキングヒストリー~忠臣蔵 吉良邸討ち入り完全実況~」(テレビ朝日系)が12月10日に放送される。
このドラマパートに、最近テレビでお見かけすることの減った緒形直人が、大石内蔵助役で出演するという。
「緒形は『干されたのでは』と噂されるほど仕事を選んでいるといいます。納得できる仕事しか請けない、視聴率や興行収入ばかりを気にした薄っぺらな作品には出演しないのです。今夏公開された映画『64‐ロクヨン‐後編』では、圧倒的な存在感と演技力を見せて男を上げた緒形ですが、この作品も人物がていねいに描かれた人間ドラマだったから出演を決めたと聞いています。そんな緒形が今回の仕事を請けたのは、普通のドラマと違って古舘に実況されながら演じることに新しさを感じたから。ドラマ実況を初体験した緒形は『“大石の入場であります!”と実況されて、思わずニヤニヤしちゃった。あおられちゃって平常心でいるのが大変だった』とコメントしているように、現場を楽しんだようです」(テレビ制作会社関係者)
家族と一緒に過ごす時間を持つために「拘束時間が長い連ドラ出演はしない」とも言われている緒形。新感覚の実況ドラマでどんな大石内蔵助を演じるのか期待したい。