ミュージシャンでタレントの「あの」が、今年も快進撃を続けている。2022年には一人称が「ぼく」という不思議キャラで「あのちゃん」と呼ばれる形でブレイクすると、昨年末のNHK紅白歌合戦に出場。今年も数多くのバラエティ番組に出演し、歌手としても活動を続けている。その一方で、3月に公開された地球外侵略者との日常を描いたアニメ映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」の主演声優を務め、今年冬公開予定の「【推しの子】」実写版にも出演するなど、多忙を極めている。
それにしても、ここまでブレイクしている理由とは?実際に、「あの」を起用したこともある番組ディレクターが人気の秘密をこう明かす。
「不思議ちゃんに見えて頭が非常に良く、各バラエティで自分が求められるキャラをつかむのが非常にうまい。なので、番組関係者に好かれて出演が途切れない。トークもうまく『あのちゃんの電電電波♪』(テレビ東京系)、『ウマウマ! ?アノミズキのビギナー育成TV?』(フジテレビ系)でしっかりMCも務めています。同じタイプのフワちゃんが海外移住を発表した中で、あのちゃんのテレビ出演はさらに増えそうな勢いです」
そのトーク力の高さを活かし、ラジオ番組「あののオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)のパーソナリティも務め、時にはどぎつい下ネタも披露。中でも、ミュージシャンで俳優の峯田和伸をゲストに迎えた4月16日放送回では―。
「男女の性の営みを最近、いつしたかを峯田から振られ、『しょっちゅうしています』。また、寝取られ癖の話でも盛り上がってました。SNSでもファンから『NGないのかってくらいオープン』、『ずっと性行為の話してる』などと話題に。冠番組『あのちゃんの電電電波♪』のポッドキャスト番組では、霜降り明星の粗品と“皮に包まれた男性自身”について熱い議論を交わしたことも。何しろ下ネタがOKなので、テレビディレクターからは、まだ別の起用法があるのではと注目されています」(民放関係者)
まだまだ波状ブレイクはやまなそうだ。
(渡邊伸明)