King & Prince・永瀬廉が主演を務める放送中のドラマ「東京タワー」(テレビ朝日系)にイマイチとの評価が続いているようだ。2001年に刊行された江國香織氏の同名小説を原作として、令和の東京の最新スポットで撮影。05年に黒木瞳と岡田准一が共演した映画版が公開され、14年には韓国でもテレビドラマ化されたこの作品だが、今回、永瀬は主人公の小島透を演じ、板谷由夏が演じる20歳以上年の離れた既婚女性・浅野詩史と不倫を繰り広げる設定だ。ベッドシーンが多そうと、放送前から期待が高まっていたが、放送が始まるとSNSではどうも酷評が目立つのだ。
「永瀬と不倫相手役の板谷はキスシーンやベッドシーンが多いのですが、永瀬があまりに幼い顔立ちで、“ママ活”感が強いです。また、映画版と違い総放送時間が長いため間延びしている印象です」(スポーツ紙記者)
永瀬の演技にもX上では放送のたびに「することしか頭にないみたい」「オバサンの願望って感じで気持ち悪い」と批判の声が散見される。確かに、原作発売当時も中年女性の願望を詰め込んだ作品とし一部では批判されてはいたが…。
「永瀬が演じる主人公は医大生の設定ですが、昼間から不倫相手からの連絡を待ち続け、職場に押しかけたりもする。第3話では、永瀬と板谷がバーで飲んでいるシーンで、『このまま雪でも降ればいいのに…大雪で通行止めになれば詩史さんともっと一緒にいられる』というセリフにも不自然さを覚えました」(民放関係者)
ドラマの影響で、永瀬のキャリアに傷がつかないかと心配する声もテレビ業界からは聞こえてくる。
「永瀬はこれまで映画『弱虫ペダル』やNHK朝ドラ『おかえりモネ』での高い演技力が評価されてきました。しかし、その後ヒット作に恵まれず、昨年公開の主演映画『法廷遊戯』もあまり話題にはなりませんでした。準主役を務めた『厨房のありす』(日本テレビ系)も視聴率は振るわず、そのうえ『東京タワー』も酷評を受けるとなると、現在2人となったキンプリの人気も低迷してしまいます。キンプリを辞めた3人はNumber_iとして世界進出も進めているのに、大差もつきかねない。まさに今が正念場です」(前出・民放関係者)
今年6月に公開されるNetflix映画「余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。」で、主演を務める永瀬。制作陣が豪華で、今注目の若手女優・出口夏希がヒロインを務めることで話題を集めている。「東京タワー」がここから巻き返して、この新作映画に弾みがつくことを祈りたい。
(渡邊伸明)