元AKB48・大家志津香が「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)で、自身の容姿に悩んでいた過去と、それを払拭できた親友からの“暴言”にも近い過激なアドバイスを明かし、反響が続いている。
同番組の4月24日放送回のテーマは「ストレスの発散」。15歳からAKB48に在籍し、2018年には加入12年目にして初のセンターを飾った大家だが、そこに至るまでの心労は並大抵のものではなかったという。とりわけ20歳になるまでは傷付きやすくナイーブな性格だったといい、「劇場公演の前にメイクとかしているメンバーがすごいキラキラ見えちゃって。私は可愛くないからステージに立ちたくない」と、舞台直前に号泣したこともあったとか。
そんな姿を見た仲の良いメンバーから「しーちゃん、どうしたの?」と心配されたが大家。すると大家は「私は可愛くないからどうせステージに出ても、お客さんはブスだと思うんだ!」と自虐し、またも号泣した。すると、そのメンバーは大家を慰めるつもりで「大丈夫だよ。しーちゃんのことなんて誰も見てないから」と、かなり“鋭利な”言葉を浴びせてきたというのだ。
これに共演者のお笑い芸人・いとうあさこは「誰!?誰よ!?」と“犯人”に興味津々。しかし、大家自身はこのアドバイスを「誰も私を見てないんだ」「人って、人のこと気にしてないんだ」とポジティブに受け入れることができたといい、以降は「全然傷付かなくなったし、嫌なことも全然入ってこなくなった」と感謝している。
「番組MCのくりぃむしちゅー・上田晋也からは『怒れ!そいつに!』とけしかけられた大家でしたが、繊細でモロい性格だった彼女を舞台で“無双状態”にさせた助言とあって、その発言の主は巧みなモチベーターとして評価されるべきなのかもしれません。大所帯が売りのAKB48では、自分の立ち位置に関係なく、ステージ上で視線を集めるかどうかは、どれだけの数のファンが自分を推しているかで決まります。結果、舞台上で最も注目されるのは人気上位のメンバーのみで、当初は人気下位だった大家の“客からバカにされるに違いない”との悩みは、確かに、ある意味、自分を意識しすぎとも解釈できます。これを誤解なく大家本人に伝えることができた人物としては、後輩からの人望が厚く、アイドルプロデュースも手がけている指原莉乃や、天然キャラが逆にストレートな言葉選びで奏功した可能性がある小嶋陽菜という予想も上がっていました」(テレビ誌ライター)
いずれにせよ、大家にとってはキャリアを続ける上で大きな助けとなった言葉だったようだ。
(木村慎吾)