世界を股にかけて活躍した元サッカー日本代表・本田圭佑の“説教クサさ”について、重要な証人が現れたとしてネット上が盛り上がっているのをご存じだろうか。
コトの発端は、4月1日に行われた「LIXIL」の入社式に、同社のSDGsアンバサダーとして登壇した元代表・内田篤人が、放った新入社員への「ボクがLIXILのSDGsアンバサダーだと知ってた人は?」「(役員が座るほうを見ながら)今、手を挙げてない方はクビでいいですか? クビにしちゃいましょう。(入社)初日に」とのブラックジョークだ。
これが物議を醸す中、あるXユーザーが「本田圭佑といい、内田篤人といい、男って35-38歳ぐらいの頃に一気に説教くさくなって老害年齢上がる現象あるな。ある程度やりきって、その上が目指せなくなってくるのが見えてくると総括アウトプットしたくなるんやろな」と投稿。今回の一件とは無関係な本田を引き合いに出しながら“説教クサい”と一蹴したのだが、話はここから。
このタイムラインに何と本田ご本人が登場。本田の公式アカウントが「全く違う。僕は10代の頃から説教してたし、総括アウトプットしてた。スポットライトを浴びてなかっただけです。あとやりきったなんて1ミリも感じてなくて、普段から貪欲に上しか目指してないです」と、Xユーザーに直接反論したのだ。
まさかの応酬にファンは大盛り上がり。すると、新たに加わったのが本田の古巣・名古屋グランパスや、U-23日本代表、フル代表などで共闘した経験を持つ、LAギャラクシー所属DF吉田麻也。吉田は“10代から説教してた”と豪語する本田の投稿に「してた。されてた。笑」とリプライしたのだ。
2歳上の本田からの受けた実体験を明かしたことに、Xでは「まっておもろすぎるwww」「なんやねんこの流れ。本田圭佑と吉田麻也めっちゃオモロいw」とのリアクションが飛び交った。
「本田といえば、日本代表にルーキーとして定着し始めるや、それまで代表のエースだった同じレフティーの中村俊輔に“フリーキックを蹴らしてくれ”と要請した“王様エピソード”はあまりに有名。もちろん、単に横柄なだけじゃなく、新エースとしての結果を残しました。W杯の3大会連続出場という偉業を達成し、2010年の南アフリカ大会では、4試合の出場で3度のマン・オブ・ザ・マッチにも輝いています。これはW杯1大会のMVP獲得回数で、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと並び歴代4位。本田の上にはアルゼンチン代表MFリオネル・メッシや、元オランダ代表MFヴェスレイ・スナイデルらが名を連ね、まさに世界的レジェンドの1人という位置付けになってもいます」(スポーツライター)
本田ほどの実績があれば、ある程度の“説教クサい”キャラも、その説得力も相まって、日本代表に少なくない貢献があったはずだ。
(木村慎吾)