現在放送中のドラマ「コピーフェイス~消された私~」(NHK)で、栗山千明が一人二役に挑戦。敏腕週刊誌記者の和花と美容外科クリニック理事長夫人の芙有子というタイプの違う女性を演じ分けている。
「栗山は感情よりも理性で行動するクールな女性役がピタリとハマる、数少ない女優と言えるでしょう。今回の敏腕週刊誌記者などは実にハマリ役です。ところが、クリニックの理事長夫人になると、どうしても今年4月期に放送された『不機嫌な果実』(テレビ朝日系)で栗山が演じたヒロインの麻也子に見えてしまうのが難点なんです。『不機嫌な~』はシリアスな不貞ドラマのようでいて、実際は笑ってしまうほどのドタバタラブコメディでしたから、その時の栗山をこのドラマを観ながら思い出すことは失礼だとは思うのですが」(テレビ誌ライター)
奇しくも、来年1月には「不機嫌な果実スペシャル~3年目の浮気~」(テレビ朝日系)が放送される。4月期の「不機嫌な~」では芸能界引退を表明した成宮寛貴との不貞シーンが話題を呼んだが、今回の新作スペシャル版に成宮の登場はなし。栗山はギリギリで“新作ドラマお蔵入り”危機を回避。もっとも、成宮が引退を表明したことでそれも杞憂だったようだが‥‥。