モデル・女優の菜々緒が学生時代のクラスメイトから受けたイジメ被害を打ち明け、そうした嫌がらせをすることへの私見を述べ、反響を呼んでいる。
5月11日、菜々緒は自身のインスタグラムアカウントから生配信を実施し、誹謗中傷に悩まされているというリスナーの投稿に反応。他者に悪口や陰口を言う人について「その言葉を1番近くで聞いてるのは、その人なんですよ。言葉は自分に1番効果があるらしいので、勝手にその人が自滅していくと思えば、何もしなくていい」と、自分自身で口にした悪口はその話し手に返ってくるため、気にする必要はないとの持論をアドバイスした。
菜々緒は自身の実体験も明かした。いわく、「高校の時に修学旅行がオーストラリアだったんですけど、オーストラリアで急にグループの友達が全く口聞いてくれなくなって」「一応、修学旅行だから、楽しく過ごしたいじゃないですか。『悪いことしちゃったんだったら、申し訳ないけど教えて』って言ったんだけど、それすらも無視だったから、“終わった…”って思って」。高校時代のつらい思い出を振り返ったのだ。
そして菜々緒は達観したように、こう持論を披露した。
「人に対して悪いことをするっていうのは、その人は不幸なわけですよ。放った言葉も自分に1番返ってくるし、言葉は自分に言ってるのと同等の力を持ってるって、脳はそういう解釈をするんですって。だから、放っといたらいいんですよ」
テレビ誌ライターが言う。
「しっかりと自分の芯を持ち、迷いなく持論を述べることができる菜々緒の“人生相談コーナー”は以前より好評で、2022年6月にもインスタのストーリーズにおける質疑応答のやり取りが注目されました。“イジメを受けて学校に行くのがツラい”という悩みに『今の時代、学校って行く必要あるんでしょうか?? 私の経験上、学校は行かなくても問題ない。笑』と返す一方、“カラダを引き締めようにもやる気はあるが意思が弱いです。何か心強い言葉をください!”との要請には『本気で変わりたいと思う人はもうとっくに変わってるんですよね。笑』と返答。また、“傷付く言葉を当たり前のように言う人がいます。どう立ち直ればいいですか?”と悩むユーザーには、『その言葉を受け取らない。そうすると言葉はそのまま相手にお返しできます』と今回の助言と一貫したメッセージを送っていました。これら“菜々緒節”全開のやり取りは主に女性からアツい支持を集めており、生配信での持論にも『すごく大人な考え方』『菜々緒さんがとても強く凛とした雰囲気なのは辛いことを乗り越えてこられたからなのかと思いました』などの声が寄せられています」(テレビ誌ライター)
誰もがすぐに、菜々緒のように器用な考え方を持てるわけではないが、“言葉”にまつわる彼女の見解は多くの人の心に響くものとなったようだ。
(木村慎吾)