「誰と付き合ってもすぐに別れたくなる……」「恋愛が長続きしない」という女性がいます。それは何が原因でどうすればそうした状況から抜け出すことができるのでしょうか?
■本当に好きな人と付き合っていない
本当に好きな人と付き合えれば、その相手と「うまくいくように……」と心を砕くこともできますよね。でも、「ひとりでいるのは寂しいから……」と、それほど思いを寄せていない相手と付き合ってしまうと、相手のマイナス面を見たり聞いたりしても「そこまで寄り添えない」と思いがちです。まずは、寂しい気持ちから抜け出すために、“誰かといるという心と身体の温もり”を求める自分から抜け出すことが大事です。
■自分を心から好きになれていない
自分を好きになれない人とは、自分に自信のない人です。自分に自信のない人は、人との距離の取り方がうまくいかないことが多かったり、すぐに人を嫌いになってしまったりします。また、周囲の人や出来事を否定することで、自分の優位性を保つところがありますよね。そういう人は、簡単に達成感を得られる趣味をやってみるといいですよ。お散歩やカフェ巡りなどがオススメです。
■スキンシップの相性の合う人が少ない
心理学的には、「性的に相性の合う相手を求めて恋人とすぐに別れてしまう」という人が多いといわれています。「今の相手では難しい。違う誰かなら……」と思ってしまうのです。でも、それでも叶わなくて、また別の相手を探してしまうのです。スキンシップと心は繋がっています。心から好きな人に自分の心を素直に開放できたとき、スキンシップもうまくいきやすくなりますよ。
■LINEは得意だけどリアルな会話ができない
普段のコミュニケーションといえば、今はほとんどLINEなどですよね? なので、文字でのコミュニケーションはみなさんとても得意です。断定的なことも曖昧なことも、上手に話を進めます。でも、“声”でのコミュニケーションはとても苦手のようです。それはなぜかといえば、かつての世代より圧倒的にリアルな会話体験が少ないからです。体験が少なければうまくいくわけがありません。普段から、声での対話を増やすといいですよ。
■本当の自分より“盛った自分”のほうが好き
スマホやプリクラなどAIの進化によってSNSに載せる自分の写真を“盛る”ことに慣れ過ぎて、本当の自分を見せたくない人が続出!? これは、「加工した自分のほうがリアル自分よりステキ」という思い込みがあるから。でもそれは“加工した自分”へのうぬぼれです。本当の自分のほうがいいかも?と思えたら、もっと人と話せて仲良くなれ、すぐにはカレと“サヨナラ”しにくくなりますよ。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。自己肯定感アップ術や詩作、色彩心理学を通したセラピーの他、姿勢改善や呼吸法、ストレッチやダイエット術など心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。食育インストラクターやパンシェルジュ(パンの資格)を持ち、恋に効くモテボディのためのレシピも考案。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCなども。インスタ「恋に効く詩の世界」が人気。